中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問20
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
TPMの自主保全に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 点検を除いた、清掃、給油、増し締めの3項目は、自主保全で設備劣化を防ぐための基本条件と呼ばれる。
b 自主保全は、設備を使用するオペレーター自身が保全活動を行って、設備の自然劣化を抑制する活動である。
c 「自主保全の7ステップ」の中の最初のステップは、自主保全の仮基準を作成することである。
d 自主保全活動の中には、清掃や検査等の保全が困難な箇所を特定し、これらを効率化する活動が含まれる。
e 自主保全では、改良保全の考え方を積極的に取り入れて、設備故障を抑制する。
a 点検を除いた、清掃、給油、増し締めの3項目は、自主保全で設備劣化を防ぐための基本条件と呼ばれる。
b 自主保全は、設備を使用するオペレーター自身が保全活動を行って、設備の自然劣化を抑制する活動である。
c 「自主保全の7ステップ」の中の最初のステップは、自主保全の仮基準を作成することである。
d 自主保全活動の中には、清掃や検査等の保全が困難な箇所を特定し、これらを効率化する活動が含まれる。
e 自主保全では、改良保全の考え方を積極的に取り入れて、設備故障を抑制する。
- a:正 b:正 c:正 d:誤 e:誤
- a:正 b:正 c:誤 d:正 e:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:正 e:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:誤 e:正
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正 e:誤
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この過去問の解説 (1件)
01
TPM(Total Productive Maintenance)とは全員参加型の生産保全のことで、生産現場全体で協力して生産保全を行うことです。
自主保全とは、生産設備のオペレーターなどが自身で設備のメンテナンスを行う活動です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
a.清掃、給油、増し締めは基本条件であるため、本選択肢は正しいです。
b.保全活動では、自然劣化だけではなく強制劣化と呼ばれるものも抑制する活動です。強制劣化とは、規定外の使用方法や使用環境が悪くて発生する劣化のことです。
そのため本選択肢は誤っています。
c自主保全の7ステップの最初は、初期清掃(清掃点検)であるため本選択肢は誤っています。
d.自主保全の7ステップの中に、清掃や検査等の保全が困難な箇所を特定し、これらを効率化する活動が含まれているため本選択肢は正しいです。
e.自主保全には、改良保全の考え方は取り入れられていないため、本選択肢は誤っています。
正しい選択肢の組み合わせは、 a:正 b:誤 c:誤 d:正 e:誤 です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本問の選択肢でも問われていた自主保全の基本的なステップには、以下の7つの項目があります。
1.初期清掃(清掃点検)
2.発生源・困難箇所対策
3.自主保全仮基準の作成
4.総点検
5.自主点検
6.標準化
7.自主管理の徹底
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