中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
運営管理 問22
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度(2023年) 問22 (訂正依頼・報告はこちら)
生産職場の管理指標に関して、「その値が大きいほど、職場が良好な状態にあることを示す指標」の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 強度率(労働災害に関する)
b 工程能力指数
c MTTR
d 偶発故障期間
e 歩留り
a 強度率(労働災害に関する)
b 工程能力指数
c MTTR
d 偶発故障期間
e 歩留り
- aとbとe
- aとc
- aとcとd
- bとcとe
- bとdとe
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この過去問の解説 (1件)
01
管理指標についての知識を問う問題です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
a.強度率(労働災害に関する)
強度率とは、1,000延べ実労働時間あたりの延べ労働損失日数で、災害の重さの程度を表します。
この値が大きいとは、災害の重さが大きいことになるため、本選択肢は誤っています。
b. 工程能力指数
工程能力指数とは、ある工程が特定の企画に対して良好な状態であるかどうかを評価するもので、数値が大きいほど良好です。
そのため本選択肢は正しいです。
c.MTTR
MTTRは、平均修復時間のことで、設備などが故障してから復旧するまでの平均時間のことです。
要する時間は短い方が良好であるため、本選択肢は誤っています。
d.偶発故障期間
偶発故障期間は、設備の故障率を縦軸に、時間を横軸にとる図のことで、バスタブに似た形状の曲線になるのでバスタブ曲線とも呼ばれます。
初期故障期間が終了して摩耗故障期間が始まるまでの期間、設備が安定して稼働している期間を指しているため、数値が大きいほど良好ということになります。
そのため本選択肢は正しいです。
e.歩留り
歩留りとは、製品の産出量と原材料の投入量の比のことです。
数値が大きいほど効率的な生産ができていることになるので、本選択肢は正しいです。
正しい選択肢の組み合わせは、 bとdとe です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
細かい論点まで問われているため正誤判断が難しい選択肢がある問題ですが、確実に判断できる選択肢から判断して正解を絞り込むことで対応できる内容でした。
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