中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
経営法務 問17
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営法務 令和5年度(2023年) 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
以下の会話は、英会話スクールを立ち上げる予定の甲氏と、中小企業診断士であるあなたとの間で行われたものである。
この会話の中の空欄AとBに入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲氏 :「英会話スクールの名前である「〇〇〇〇〇」という文字商標を、「語学の教授」という役務を指定して商標登録出願する予定です。この他に「翻訳、通訳」の業務も行う予定なので、スクール名と同じ「〇〇〇〇〇」の商標を「翻訳、通訳」の役務を指定して商標登録出願したいと思います。これらの役務を1つの商標登録出願に含めることは可能ですか。」
あなた:「( A )。」
・・・中略・・・
甲氏 :「この他、うちのスクールの宣伝として流すオリジナルのメロディーを、私が作曲しました。これも商標として登録することは認められますか。」
あなた:「( B )。」
・・・中略・・・
あなた:「いずれにしても弁理士をご紹介しますので、詳しくはその方にお尋ねになってください。」
この会話の中の空欄AとBに入る記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
甲氏 :「英会話スクールの名前である「〇〇〇〇〇」という文字商標を、「語学の教授」という役務を指定して商標登録出願する予定です。この他に「翻訳、通訳」の業務も行う予定なので、スクール名と同じ「〇〇〇〇〇」の商標を「翻訳、通訳」の役務を指定して商標登録出願したいと思います。これらの役務を1つの商標登録出願に含めることは可能ですか。」
あなた:「( A )。」
・・・中略・・・
甲氏 :「この他、うちのスクールの宣伝として流すオリジナルのメロディーを、私が作曲しました。これも商標として登録することは認められますか。」
あなた:「( B )。」
・・・中略・・・
あなた:「いずれにしても弁理士をご紹介しますので、詳しくはその方にお尋ねになってください。」
- A:商標が同じであっても、複数の役務を1つの出願に含めることはできません B:音からなる商標を登録することは、制度上認められています
- A:商標が同じであっても、複数の役務を1つの出願に含めることはできません B:音からなる商標を登録することは、制度上認められません
- A:商標が同じであれば、複数の役務を1つの出願に含めることができます B:音からなる商標を登録することは、制度上認められています
- A:商標が同じであれば、複数の役務を1つの出願に含めることができます B:音からなる商標を登録することは、制度上認められません
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この過去問の解説 (2件)
01
商標登録の出願内容と商標登録の対象についての知識を問う問題です。
商標の出願には一商標一出願の原則と呼ばれるものがあります。
これは1つの出願登録では1つの商標しか出願できないというものです。
しかし、1つの商標に複数の商品や役務を含めることはできます。
1つの商標に複数の商品や役務を含めるときには、定められている区分に従う必要があります。
さらに区分ごとに区分けすれば1つの商標に複数の区分にわたる商品や役務を含めることができることを、一出願多区分制と呼びます。
本問に戻ると、複数の役務を1つの商標登録出願に含めることができるので、空欄Aに該当するものは、「商標が同じであれば、複数の役務を1つの出願に含めることができます」です。
人の知覚で認識できるものである音も商標として認められているため、空欄Bに該当するものは、「音からなる商標を登録することは、制度上認められています」です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
本選択肢は不正解です。
一出願多区分制が導入された背景には、出願人の事務手続きを簡素化することや、欧米などでその制度が取り入れられていることが挙げられます。
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02
商標登録出願に関する問題です。
空欄Bが対応しやすいと思われますので、空欄Bから2択に絞り込みたいところです。
空欄Aについては、平成8年の商標法の改正以前は1つの出願で1つの区分しか指定できない「一商標一出願の原則」のみでしたが、現在では1つの出願で複数の区分を指定して商標出願をする「一出願多区分」ができるようになっています。
Aが不適切です。
A・Bいずれも不適切です。
正解の選択肢となります。
Bが不適切です。
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