過去問.com - 資格試験の過去問 | 予想問題の解説つき無料問題集

中小企業診断士の過去問 令和5年度(2023年) 経営情報システム 問13

問題

このページは問題閲覧ページです。正解率や解答履歴を残すには、 「条件を設定して出題する」をご利用ください。
[ 設定等 ]
ネットワークシステムの性能に関する以下の文章の空欄A~Eに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

単位時間当たりに伝送可能なデータの最大容量を( A )という。( B )などが原因で、単位時間当たりの実際のデータ伝送量である( C )が低下する。伝送の速さは( C )だけでは決まらず、転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる通信の遅延時間である( D )が影響する。また、パケットロスや( E )は音声や映像の乱れを生じさせる。
   1 .
A:帯域幅  B:ジッタ  C:ping 値  D:レイテンシ  E:輻輳(ふくそう)
   2 .
A:帯域幅  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:ping 値  E:ジッタ
   3 .
A:帯域幅  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:レイテンシ  E:ジッタ
   4 .
A:トラフィック  B:ジッタ  C:ping 値  D:輻輳(ふくそう)  E:レイテンシ
   5 .
A:トラフィック  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:ping 値  E:レイテンシ
( 中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和5年度(2023年) 問13 )
このページは問題閲覧ページの為、解答履歴が残りません。
解答履歴を残すには、
条件を設定して出題する」をご利用ください。

この過去問の解説 (2件)

0

ネットワークシステムの性能に関する問題です。

輻輳(ふくそう)といった日常生活では見慣れない用語も含まれており、正答することは難しいと思われます。

 

解答群の用語7つの説明は、以下のとおりです。

帯域幅:電波や光の周波数の範囲

ジッタ:音声や映像など伝送内容の乱れ(「イライラする」等を意味する英単語が語源です)

ping値:ネットワーク通信の応答速度を表す数値

レイテンシ:通信の遅延時間(英語で表記するとlatency。late=遅い)

輻輳(ふくそう):アクセスが集中して混雑している状況

スループット:単位時間あたり処理可能なデータ量

トラフィック:通信回線やネットワーク上で送受信される、信号やデータの量

選択肢1. A:帯域幅  B:ジッタ  C:ping 値  D:レイテンシ  E:輻輳(ふくそう)

不適切な選択肢です。

選択肢2. A:帯域幅  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:ping 値  E:ジッタ

不適切な選択肢です。

選択肢3. A:帯域幅  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:レイテンシ  E:ジッタ

正解の選択肢となります。

選択肢4. A:トラフィック  B:ジッタ  C:ping 値  D:輻輳(ふくそう)  E:レイテンシ

不適切な選択肢です。

選択肢5. A:トラフィック  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:ping 値  E:レイテンシ

不適切な選択肢です。

付箋メモを残すことが出来ます。
0

正解は、「A:帯域幅  B:輻輳(ふくそう)  C:スループット  D:レイテンシ  E:ジッタ」です。

 

【基礎知識】

ネットワークシステムの性能に関する問題です。

 

ネットワークの性能とは、①処理の速さ(時間の短さ)、②処理量の多さ(単位時間の)、③リソースの利用量(単位時間の)の3つから評価が行われます。

 

それぞれ指標があり、以下の通りです。

①   処理の速さ(時間の短さ) レスポンスタイム、レイテンシ

②   処理量の多さ(単位時間の) スループット

③   リソースの利用量(単位時間の) 何%使用しているか

 

・レスポンスタイム

システムはまず、①データ入力⇒②コンピュータ処理⇒③データ出力のステップを踏みます。

その中でレスポンスタイムはデータを入力してからコンピュータ処理されるまでの時間になります。また似た概念でターンアラウンドタイムがあります。これは出力されてから、処理が完了するまでの時間を含んでいます。よってターンアラウンドタイム>レスポンスタイムとなります。

 

・レイテンシ:ユーザーがネットワークからデータを送受信するときに発生する遅延です。ping値などで評価します。

 

・スループット:特定の時間にネットワークを通過できるデータの平均量です。

 

これらはネットワークのインフラの状況にも影響されます。交通道路で言うと、1車線なのか3車線なのかで混雑度合いも大きく変わることと似ています。

 

この道路の車線数を表すのが帯域幅と言い、実質のデータ通信速度の上限値のことを言います。ただどれだけ車線数が多くても一か所に集中的に車両が通行すると渋滞が発生します。このことを輻輳と言います。

 

データはパケットという小さな塊となって送信され、受信側でパケットをつなぎ合わせてデータを受信します。

 

帯域幅を超えるデータが流れると、パケットはバッファーというところにためられて順番に送信されますが、バッファーを超えて入りきらない量になってしまうと、パケットは廃棄されてしまいます。このことをパケットロスと言います。また、パケットが周波数の揺らぎなどの影響を受け、本来であれば順番に送るところがくるってしまい、データの送受信速度に影響が出ることがあります。この遅れをジッタと言います。

 

【選択肢評価】

A 最大容量となっていますので、帯域幅のことになります。

B Cはスループットで伝送量のことです。伝送量が減るということは、交通で言うところの渋滞が起きたときに新たに車を入れていっても通行できる量が減ることになります。これは輻輳になります。

C データの伝送量のことですので、スループットになります。ping値はデータのスピードを測定するときの値です。

D 処理の速さは送受信する量と処理の速さが影響しますので、速さはレスポンスタイム、レイテンシになります。よって選択肢の中ではレイテンシになります。

E 音声や映像の乱れを起こすのはジッタです。パケットの送る順番がくるってしまうことです。映像より先に音声が来たりすることでおかしくなります。

問題に解答すると、解説が表示されます。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
他のページから戻ってきた時、過去問ドットコムはいつでも続きから始めることが出来ます。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。
この中小企業診断士 過去問のURLは  です。
付箋は自分だけが見れます(非公開です)。