中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
経営情報システム 問19
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和5年度(2023年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
ITサービスマネジメントにおいて、サービス内容およびサービス目標値に関して、サービス提供者は組織内外の関係者とさまざまな合意書や契約書を取り交わす。
それらの文書に関する以下の①~③の記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① サービス提供者が組織外部の供給者と取り交わす文書
② サービス提供者が組織内部の供給者と取り交わす文書
③ サービス提供者が顧客と取り交わす文書
それらの文書に関する以下の①~③の記述とその用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① サービス提供者が組織外部の供給者と取り交わす文書
② サービス提供者が組織内部の供給者と取り交わす文書
③ サービス提供者が顧客と取り交わす文書
- ①:NDA ②:SLA ③:OLA
- ①:OLA ②:NDA ③:UC
- ①:OLA ②:UC ③:SLA
- ①:SLA ②:UC ③:OLA
- ①:UC ②:OLA ③:SLA
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「①:UC ②:OLA ③:SLA」です。
【基礎知識】
ITサービス提供者が組織内外の関係者と取り交わす合意書、契約書に関する問題です。
NDA(Non-Disclosure Agreement):秘密保持契約のこと。
SLA(Service Level Agreement):事業者と利用者で結ばれるサービスレベルに関する合意サービス水準、サービス品質保証のこと。
OLA(Operational Level Agreement):運用レベルの合意書であり、特に企業の身内間で取り決めする。
UC(Underpinning Contract):サービスレベル管理において、外部のサービス提供者やパートナーと結ばれる契約のこと。
【選択肢評価】
まずわかりやすいのは③になります。顧客とサービス提供者間で交わされますので、選択肢の中ではSLAになります。
次に②は内部での取り決めになりますので、OLAとなります。
よって①はUCが正しい選択肢となります。
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02
ITサービスマネジメントに関する問題です。
NDA、SLA、OLA、UCの4つの用語が出題されているため、どれか1つが組み合わせに含まれることがない誤りの用語となります。
用語の理解ができている場合は、誤りの用語が含まれていない選択肢から5択→3択に絞り込むことも可能です。
4つの正式名称は、以下のとおりです。理解を促すため日本語訳も付しています。
NDA(Non-Disclosure Agreement):秘密保持契約書
SLA(Service Level Agreement):サービスレベル合意書
OLA(Operational Level Agreement):運用レベル合意書
UC(Underpinning Contract):外部委託契約
また、①~③の記述を比較すると、誰に対して契約を交わすのかという点で違いがあることがわかります。
具体的には、
① 組織外部と取り交わす
② 組織内部と取り交わす
③ サービス提供者と顧客との間で取り交わす
となります。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
正解の選択肢となります。
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