中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問1
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)
総務省・経済産業省「平成28年経済センサス-活動調査」に基づき、建設業、小売業、製造業について、小規模企業の売上高(会社及び個人の売上高、2015年時点) を比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。なお、企業規模区分は中小企業基本法に準ずるものとする。
- 建設業の売上高は、小売業よりも多く、製造業よりも少ない。
- 建設業の売上高は、製造業よりも多く、小売業よりも少ない。
- 小売業の売上高は、建設業よりも多く、製造業よりも少ない。
- 小売業の売上高は、製造業よりも多く、建設業よりも少ない。
- 製造業の売上高は、小売業よりも多く、建設業よりも少ない。
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、「製造業の売上高は、小売業よりも多く、建設業よりも少ない。」です。
【基礎知識】
経済センサスとは5年に1度行われる活動調査で、直近では令和3年に実施されています。
その平成28年度版からの、建設業、小売業、製造業の売上に関する出題です。
「そこまで資料をおさえることができない」と思われるかもいらっしゃるかと思います。よく見ると令和3年の資料があるのにも関わらず、平成28年度版が使われています。つまりこの資料は二次利用であり、中小企業白書2023年版で使われていますので、やはり抑えるべき資料は中小企業白書ということになります。
中小企業白書の資料の中で、産業・規模別の売上高があります。中小規模、小規模で特に売上高の大きな産業は押さえておくようにしてください。
小規模の産業別売上高上位は以下の通りです。変化していないことがお分かりいただけます。
特にこの業種については問われることが多いため、ご留意ください。
中小企業になると、建設業よりも製造業、卸売業の方が売上が大きくなります。
2011年 ①建設業 ②製造業 ③卸売業 ④小売業
2013年 ①建設業 ②製造業 ③卸売業 ④小売業
2015年 ①建設業 ②製造業 ③卸売業 ④小売業
誤り。建設業は売上高は1位となっています。
誤り。売上高は建設業が1番大きくなっています。
誤り。売上高は建設業が1番大きくなっています。
誤り。製造業は建設業の次に売上高の大きな産業です。
正しい。記載の通りです。
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02
建設業、小売業、製造業の、小規模企業の売上高の比較を問う問題です。
建設業、小売業、製造業の3業種で最も売上高の低い業種が「小売業」であることが分かれば、一気に2択まで絞り込むことができます。
この3業種の中で、一般に企業や公官庁と取引をしている(BtoB)のは建設業と製造業であり、消費者と取引をしている(BtoC)の小売業よりも売上単価は高いと考えられます。
また、「小規模企業」という制約がかかっている点もポイントです。
一言で小売業といっても、日用品を扱う食品スーパーも、高級ブランドを扱う専門店も小売業ですが、小規模企業の小売業が取り扱っている品目は売上単価が低い日用品が圧倒的に多いと考えられます。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
正解の選択肢となります。
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