中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問3
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)
中小企業庁「令和3年中小企業実態基本調査(令和2年度決算実績)」に基づき、小売業、宿泊業・飲食サービス業、製造業について、売上高経常利益率と自己資本比率を全業種平均と比較した場合の記述として、最も適切なものはどれか。
- 小売業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも全業種平均を下回っている。
- 小売業では、売上高経常利益率は全業種平均を上回り、自己資本比率は全業種平均を下回っている。
- 宿泊業・飲食サービス業では、売上高経常利益率は全業種平均を上回り、自己資本比率は全業種平均を下回っている。
- 製造業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも全業種平均を下回っている。
- 製造業では、売上高経常利益率は全業種平均を上回り、自己資本比率は全業種平均を下回っている。
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この過去問の解説 (2件)
01
小売業、宿泊業・飲食サービス業、製造業の、売上高経常利益率と自己資本比率を全業種平均と比較した場合の知識を問う問題です。
小売業、宿泊業・飲食サービス業、製造業の4業種間での比較ではなく、全業種平均との比較である点に注意が必要です。
ただ、その場合においても、宿泊業・飲食サービス業は売上高経常利益率と自己資本比率はともにかなり低く、小売業も売上高経常利益率は低いというイメージはあると思いますので、この知識があるだけでも、ある程度の絞り込みは可能です。
冒頭の解説より、正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、小売業では、売上高経常利益率と自己資本比率は全業種平均を下回っています。
冒頭の解説より、宿泊業・飲食サービス業では、売上高経常利益率と自己資本比率は全業種平均を下回っています。
冒頭の解説より、製造業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも全業種平均を上回っています。
冒頭の解説より、製造業では、売上高経常利益率と自己資本比率は全業種平均を上回っています。
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02
正解は、「小売業では、売上高経常利益率、自己資本比率とも全業種平均を下回っている。」です。
【基礎知識】
令和3年中小企業実態基本調査からの出題です。
出所は色々ありますが、結局中小企業白書で二次利用として扱われたデータが出ていますので、中小企業白書を抑えておけば回答が可能です。
中小企業白書によると、各業種別の①売上高経常利益率、②自己資本比率は以下の通りです。
建設業:①5.12% ②43.05%
小売業:①2.21% ②36.64%
卸売業:①2.59% ②39.62%
製造業:①5.10% ②44.30%
宿泊・飲食サービス:①1.84% ②13.93%
全業種平均:①4.26% ②40.13%
基本的にサービス業や小売業では利益率、自己資本比率ともに低く、建設業や製造業では比較的高いという特徴があります。サービス業でも専門的なサービスについては利益率が高くなることにも留意ください。
正しい。小売業は比較的指標が低くなっています。
誤り。小売業は売上は大きいですが、指標は低くなっているという特徴があります。
誤り。サービス業は専門的なものを除くと、利益率等は低くなっています。
誤り。製造業は比率が高くなっている点が特徴です。
誤り。製造業は比率が高いことが特徴です。
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