中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問32
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
社会環境対応施設整備資金融資制度(BCP融資)は、防災のための施設整備に必要な資金の融資を行うものである。
この制度の対象となるのは、以下のとおりである。
・( A )に基づく、「事業継続力強化計画」または「( B )」の認定を受けている中小企業者
・中小企業BCP策定運用指針に則り、自ら策定したBCPに基づいて、施設の耐震化、消防用設備やデータバックアップサーバの整備などの防災のための施設等の整備を行う中小企業者
文中の空欄Bに入る計画として、最も適切なものはどれか。
社会環境対応施設整備資金融資制度(BCP融資)は、防災のための施設整備に必要な資金の融資を行うものである。
この制度の対象となるのは、以下のとおりである。
・( A )に基づく、「事業継続力強化計画」または「( B )」の認定を受けている中小企業者
・中小企業BCP策定運用指針に則り、自ら策定したBCPに基づいて、施設の耐震化、消防用設備やデータバックアップサーバの整備などの防災のための施設等の整備を行う中小企業者
文中の空欄Bに入る計画として、最も適切なものはどれか。
- 共同振興計画
- 経営革新計画
- 経営力向上計画
- 連携事業継続力強化計画
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この過去問の解説 (2件)
01
以下、日本政策金融公庫ホームページからの引用となります。
社会環境対応施設整備資金(BCP融資)(https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/19_syakaikankyotaiou_m_t.html)
上記リンク「ご利用いただける方」内の、1(2)に記述があります。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
不適切な選択肢です。
正解の選択肢となります。
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02
正解は、「連携事業継続力強化計画」です。
【基礎知識】
社会環境対応施設整備資金融資制度(BCP融資)の問題です。
自然災害等による事業中断を最小限にとどめるため、事業継続力強化計画若しくは連携事業継続力強化計画の認定を受けている、又はBCP(事業継続計画)を策定している中小企業者に対し、当該計画に基づく施設整備に必要な資金を融資する制度です。
(対象)
BCPなど※に基づき、防災に資する施設等の整備を行う方
※ 自然災害の他、感染症またはサイバー攻撃にかかる対策の観点から策定され、かつ、次の(1)または(2)に該当するもの
(1)「中小企業BCP策定運用指針」に則り作成した事業継続計画(BCP)および事業継続管理(BCM)。
(2)中小企業等経営強化法に規定する事業継続力強化計画または連携事業継続力強化計画のうち認定を受けた計画。
(融資限度額)
直接貸付 7億2千万円
代理貸付 1億2千万円
(返済期間)
設備資金 20年以内(うち据置期間2年以内)
運転資金 7年以内(うち据置期間2年以内)
誤り。共同振興計画は、伝統的工芸品を製造する事業者や組合などが、販売事業者や販売協同組合などと共同して作成する振興事業に関する計画です。認定を受けると補助を受けることができます。
誤り。経営革新計画は中小企業が新事業活動に取り組み、「経営の相当程度の向上」を図ることを目的に策定する中期的な経営計画書のことです。承認されると様々支援の対象となります。
誤り。経営力向上計画とは、人材育成、コスト管理等のマネジメントの向上や 設備投資など、自社の経営力を向上するために実施する計画のことで、承認を受けると様々な支援の対象となります。
正しい。記載の通りです。
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