中小企業診断士の過去問
令和5年度(2023年)
中小企業経営・中小企業政策 問36
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 中小企業経営・中小企業政策 令和5年度(2023年) 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。
IT導入補助金は、売上や業務効率を高めるITツールを導入する中小企業や小規模事業者などを支援するものである。
この補助金には用途や対象物などに応じて、「通常枠」、「デジタル化基盤導入類型」、「複数社連携IT導入類型」などがある。
「通常枠」の補助率は、( A )である。「複数社連携IT導入類型」は、地域DXの実現や生産性の向上を図るため、( B )の複数の中小企業や小規模事業者などが連携してITツール及びハードウェアを導入する取組について補助を行う。
文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
IT導入補助金は、売上や業務効率を高めるITツールを導入する中小企業や小規模事業者などを支援するものである。
この補助金には用途や対象物などに応じて、「通常枠」、「デジタル化基盤導入類型」、「複数社連携IT導入類型」などがある。
「通常枠」の補助率は、( A )である。「複数社連携IT導入類型」は、地域DXの実現や生産性の向上を図るため、( B )の複数の中小企業や小規模事業者などが連携してITツール及びハードウェアを導入する取組について補助を行う。
文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- A:2分の1以内 B:5者以上
- A:2分の1以内 B:10者以上
- A:3分の2以内 B:5者以上
- A:3分の2以内 B:10者以上
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この過去問の解説 (2件)
01
IT導入補助金の補助内容に関する問題です。
空欄Bは知らなければ正答することが難しいですが、空欄Aについては「通常枠」という用語から選択肢を絞り込むことは可能です。
Bが不適切です。
正解の選択肢となります。
A・Bいずれも不適切です。
Aが不適切です。
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02
成果は、「A:2分の1以内 B:10者以上」です。
【基礎知識】
IT導入補助金の問題です。年度により制度が異なりますので、最新のものを抑えましょう。デジタル化基盤導入類型は2024年度にはインボイス対応類型に変更しています。
IT導入補助金は様々な制度変更(働き方改革、インボイスなど)に対応し、生産性向上に資するITツールを導入するための経費を補助する制度で、以下の目的での導入をサポートします。
①通常枠:事業のデジタル化を目的としたソフトウェアやシステムの導入を支援
補助率:2分の1以内
補助額:1プロセス以上 5~150万円
4プロセス以上 150~450万円以内
※プロセスとは例えば販売、人事で2プロセスといったように業務ごとにカウントする
②インボイス枠(インボイス対応類型):インボイス制度に対応した会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、PC・ハードウェア等を導入し労働生産性の向上をサポート
・インボイス制度に対応した会計・受発注・決済ソフト:
補助率:4分の3、5分の4以内、補助額:50万円以下
・PC・ハードウェア等
補助率:2分の1以内、補助額:10万円以下(タブレット等)、20万円以下(レジ等)
③インボイス枠(電子取引類型):インボイス制度に対応した受発注システムを商流単位で導入する企業を支援
インボイス制度に対応した受発注システムが対象。
補助率:3分の2以内、2分の1以内、補助額:~350万円以下
④セキュリティ対策推進枠:サイバー攻撃の増加に伴う潜在的なリスクに対処するため、サイバーインシデントに関する様々なリスク低減策を支援
サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト(独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表)に掲載されているサービス(事前登録されているもの)の最大2年分が補助対象となる。
補助率:2分の1以内
補助額:5~100万円以内
⑤複数社連携IT導入枠:業務上つながりのある「サプライチェーン」や、特定の商圏で事業を営む「商業集積地」に属する複数の中小企業・小規模事業者のみなさまが連携してITツールを導入し、生産性の向上を図る取り組みを支援
※グループ構成員は10者以上でなければならない。
誤り。Bは10者以上です。
正しい。記載の通りです。
誤り。Aは2分の1以内、Bは10者以上です。
誤り。Aは2分の1以内です。
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