中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問26 (財務・会計 問1)
問題文
【資料】
帳簿棚卸数量 320個
実地棚卸数量 290個
原価 @ 250円
正味売却価額 @ 230円
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問題
中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問26(財務・会計 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
【資料】
帳簿棚卸数量 320個
実地棚卸数量 290個
原価 @ 250円
正味売却価額 @ 230円
- 棚卸減耗損:6,900円 商品評価損:5,800円
- 棚卸減耗損:6,900円 商品評価損:6,400円
- 棚卸減耗損:7,500円 商品評価損:5,800円
- 棚卸減耗損:7,500円 商品評価損:6,400円
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、棚卸減耗損と商品評価損の金額を計算し、それぞれの合計額が正しく計算できているかを判断するものです。棚卸減耗損とは、帳簿棚卸数量と実地棚卸数量の差に基づく損失であり、商品評価損とは、在庫商品の正味売却価額が原価を下回る場合に認識される損失です。これらを正確に計算するために、数量と単価に基づいて損失額を求めます。
棚卸減耗損の計算
棚卸減耗損は、帳簿棚卸数量と実地棚卸数量の差に基づく損失を意味します。
計算式は以下の通りです:
帳簿棚卸数量:320個
実地棚卸数量:290個
減耗数量:320個 - 290個 = 30個
原価:@250円
棚卸減耗損の金額 = 減耗数量 × 原価 = 30個 × 250円 = 7,500円
商品評価損の計算
商品評価損は、正味売却価額が原価を下回る場合に、在庫商品に対して計上されます。
計算式は以下の通りです:
実地棚卸数量:290個
原価:@250円
正味売却価額:@230円
評価損の金額 = 実地棚卸数量 ×(原価 - 正味売却価額) = 290個 ×(250円 - 230円) = 290個 × 20円 = 5,800円
棚卸減耗損が誤っています(実際は7,500円)。商品評価損は正しいです。
棚卸減耗損も商品評価損も誤っています。
正解です。棚卸減耗損、商品評価損ともに正しいです。
商品評価損が誤っています(実際は5,800円)。棚卸減耗損は正しいです。
棚卸減耗損:帳簿上の棚卸数量と実地の棚卸数量の差に基づいて計算される損失。
商品評価損:在庫商品の正味売却価額が原価を下回る場合に計上される損失。
棚卸減耗損は、減少した数量に対して原価を掛けて計算します。
商品評価損は、実地棚卸数量に対して、原価と正味売却価額の差額を掛けて計算します。
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02
棚卸減耗損と商品評価損に関する問題です。
・棚卸減耗損
企業内で棚卸を実施した際に、帳簿上の在庫数より実際の在庫数が少なかった場合に発生する損失です。
計算式は、「(帳簿棚卸数量-実地棚卸数量)×帳簿価額」により求められます。
与件文の資料 「(帳簿棚卸数量320個-実地棚卸数量290個)×原価@250」より、30×250=7,500円となります。
※原価は、帳簿価額(仕入原価)と読み換えてください。
・商品評価損
値下げなどの理由で、仕入原価よりも安い金額で販売した場合に発生する損失です。
計算式は、「(原価-正味売却価額)×実地棚卸数量」により求められます。
※実地棚卸数量は、この場合実地販売数量(実際に販売した数量)と読み換えてください。
与件文の資料 「(原価@250-正味売却価額@230)×実地棚卸数量290個」より、20×290=5,800円となります。
冒頭の解説より、「棚卸減耗損:7,500円 商品評価損:5,800円」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「棚卸減耗損:7,500円 商品評価損:5,800円」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「棚卸減耗損:7,500円 商品評価損:5,800円」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、「棚卸減耗損:7,500円 商品評価損:5,800円」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
【補足】
簿記の知識が問われていますが、簿記の資格がなければ正答できない内容ではありません。
帳簿上のことなのか、実際の取引上の結果なのかが分かれば、与えられている数値から推測して正答することは十分可能です。
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