中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
財務・会計 問2

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 財務・会計 令和5年度 再試験(2023年) 問2 (訂正依頼・報告はこちら)

以下の取引を仕訳するとき、販売時のクレジット売掛金の金額として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

クレジット払いにより、商品を650,000円(税抜)で販売した。信販会社へのクレジット手数料は販売代金の2 %であり、販売時に認識する。なお、消費税の税率は10 %とし、税抜方式で処理するが、クレジット手数料には消費税は課税されない。また、商品売買は三分法により記帳している。
  • 635,700円
  • 637,000円
  • 700,700円
  • 702,000円

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、クレジット販売におけるクレジット手数料消費税の処理に関する正しい理解が問われています。販売時のクレジット売掛金の金額を正しく計算するためには、商品の売価、クレジット手数料、消費税の金額を分けて計算し、売掛金の総額を求める必要があります。

販売価格の計算

商品の販売価格は650,000円(税抜)です。

消費税率は10%なので、消費税額は次のように計算します:

消費税額 = 650,000円 × 10% = 65,000円

したがって、税込み販売額は以下の通りです:

税込み販売額 = 650,000円 + 65,000円 = 715,000円

クレジット手数料の計算

クレジット手数料は販売代金の2%で、650,000円に対して計算されます(クレジット手数料には消費税は課税されません)。

クレジット手数料 = 650,000円 × 2% = 13,000円

クレジット売掛金の計算

クレジット売掛金は、税込み販売額からクレジット手数料を差し引いた金額です:

クレジット売掛金 = 715,000円 - 13,000円 = 702,000円

選択肢1. 635,700円

この選択肢は不適切です。

選択肢2. 637,000円

この選択肢は不適切です。

選択肢3. 700,700円

この選択肢は不適切です。

選択肢4. 702,000円

この選択肢は適切です。

まとめ

消費税の処理:税抜方式では、商品価格に対して消費税を計算し、税込価格を求めます。

クレジット手数料の処理:クレジット手数料は販売代金の一部として処理し、手数料には消費税がかからないことに注意が必要です。

三分法:売上、売掛金、手数料を適切に仕訳することが求められます。

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