中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問41 (財務・会計 問14(2))

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問題

中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問41(財務・会計 問14(2)) (訂正依頼・報告はこちら)

以下の資料はE社の連結財務諸表に基づいて計算された財務指標を示している。この資料に基づき、下記の設問に答えよ。なお、株主資本、自己資本および純資産は同額である。

E社の配当利回りとして、最も適切なものはどれか。
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  • 0.21 %
  • 2.25 %
  • 5.20 %
  • 5.70 %

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、E社の財務指標から配当利回りを求めます。配当利回りは、企業が株主に支払う配当金の割合を示す指標で、株主が株式投資から得られる収益の一部として評価されます。

配当利回りは以下の計算式で求めることができます:

配当利回り=配当性向÷PER

配当利回りは配当性向と株価収益率(PER)の関係を使って計算できます。

 

与えられた数値の確認

配当性向 = 36.00%(= 0.36)

PER = 16.00倍

 

配当利回りの計算

配当性向とPERの数値を代入して計算します。

配当利回り=配当性向PER=0.36÷16.00=0.0225=2.25%

選択肢1. 0.21 %

この選択肢は不適切です。

選択肢2. 2.25 %

この選択肢は適切です。

選択肢3. 5.20 %

この選択肢は不適切です。

選択肢4. 5.70 %

この選択肢は不適切です。

まとめ

配当利回りは、配当性向とPERを用いて求めることができます。

配当利回りの目安:配当利回りが高いほど、株主にとっての収益性が高いことを示しますが、企業の成長性や株価の安定性とあわせて評価することが重要です。

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02

配当利回りを問う問題です。

 

配当利回りの計算式は「配当性向÷PER」により求められますが、与えられている資料には配当性向とPERの数値があります。

配当性向:36.00%

※前問で「(配当金÷当期純利益)×100%」により求められると解説しています。

・PER:16.00倍

なお、PERは「株価÷当期純利益」により求められます。

 

以上から、前問同様にPERを逆数にすれば、分母と分子にある当期純利益を消して「配当金÷株価」で求めることができます。

計算すると、36÷16=2.25となります。

選択肢1. 0.21 %

冒頭の解説より、E社の配当利回りは2.25%であるため不適切な選択肢です。

選択肢2. 2.25 %

冒頭の解説より、E社の配当利回りは2.25%であるため正解の選択肢となります。

選択肢3. 5.20 %

冒頭の解説より、E社の配当利回りは2.25%であるため不適切な選択肢です。

選択肢4. 5.70 %

冒頭の解説より、E社の配当利回りは2.25%であるため不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

前問との2問構成ですが、本問は指標が与えられている分だけ正解を狙いやすいです。

 

ただし、2次試験の事例Ⅳ第1問で必ず財務分析が出題されることを考えると、前問と両方正解できることが望ましいです。

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