中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
企業経営理論 問4
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和5年度 再試験(2023年) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
業界の参入障壁が高まることが想定される状況に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- インターネットの普及に伴いECという新しい販売チャネルが生まれ、潜在的な顧客が飛躍的に増加した。
- 従来よりも巨額の運転資本を必要とする新しいビジネスモデルが業界内で普及した。
- 代替品の技術が大きく進化し、そのコストパフォーマンスが大きく向上した。
- 誰でも利用可能なオープンな標準規格が業界内で誕生し、高品質な製品が低価格で消費者に提供可能になった。
- 当該業界の提供する製品の需要が拡大し、その製品の平均的な価格が上昇した。
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この過去問の解説 (1件)
01
参入障壁とは文字どおりその業界に参入するにあたって必要となるものや、問題となる要因のことです。
具体的には以下のようなものが挙げられます。
・初期投資が高額なこと
・規模の経済や経験曲線効果が強く働く
・顧客のスイッチングコストが高い
・ネットワーク効果が働いている
・特許や法規制など
以上を踏まえて各選択肢を解説していきます。
潜在的な顧客が飛躍的に増加したため、参入障壁が低下すると考えられます。
そのため本選択肢は不正解です。
巨額の運転資本が必要となると容易に参入できなくなり、参入障壁が高まったと考えられます。
そのため本選択肢が正解です。
代替品のコストパフォーマンスの向上により、安価で提供できるようになるため、参入障壁は低下すると考えられます。
そのため本選択肢は不正解です。
選択肢のような規格が存在すると、参入障壁の低下につながります。
そのため本選択肢は不正解です。
市場の魅力が高まる状況のため参入する企業が増加し、競争が激化すると考えられます。
参入障壁が高まるものではないため、本選択肢は不正解です。
参入障壁を論じているのは5フォース分析です。
他の論点も重要であるため学習しておきましょう。
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