中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
企業経営理論 問6
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 企業経営理論 令和5年度 再試験(2023年) 問6 (訂正依頼・報告はこちら)
ファミリービジネスを分析するときに使われるフレームワークに関する記述として、最も適切なものはどれか。
-
4Cモデルでは、高い永続性をもつファミリービジネスから抽出した4つの特性として、Continuity(持続性)、Community(コミュニティ)、Commitmen(コミットメント)、Command(コマンド)が挙げられている。
- スリー・サークル・モデルでは、ファミリービジネスの関係者の既存の利害関係を変わらないものとして長期的な戦略を立てることが推奨される。
- スリー・サークル・モデルでは、ファミリービジネスの創業者であるが所有も経営もしていない者は、ファミリービジネスの一員とはみなされない。
- スリー・ディメンション・モデルでは、ファミリー軸、ビジネス軸、オーナーシップ軸の3次元から、ファミリービジネスの現在の状況を分析することが目的とされている。
- パラレル・プランニング・プロセス・モデル(PPPモデル)では、ファミリービジネスは非経済的な側面と経済的な側面を両立するような経営をしなければならないと主張されている。
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この過去問の解説 (1件)
01
ファミリービジネスの分析に使うフレームワークとして代表的なものとして、ファミリービジネスを構成する要素をオーナーシップ(所有)、ビジネス(事業)、ファミリー(家族)の 3 つのサブシステムに分類しているモデルスリー・サークル・モデルが挙げられます。
本問の選択肢としても出されています。
各選択肢をそれぞれ解説します。
4Cモデルでは、高い永続性をもつファミリービジネスから抽出した4つの特性として、Continuity(持続性)、Community(コミュニティ)、Commitmen(コミットメント)、Command(コマンド)が挙げられている。
4Cモデルの特性は以下の4つです。
Continuity(持続性)
Community(コミュニティ)
Connection(コネクション)
Command(コマンド)
そのため本選択肢は不正解です。
ファミリービジネスの関係者の立ち位置を把握したり、整理したりします。
関係者の利害関係は変化するものとして、長期的な戦略を立てることが推奨されています。
そのため本選択肢は不正解です。
創業者であるが所有も経営もしていない者もファミリービジネスの一員とみなします。
そのため本選択肢は不正解です。
スリー・サークル・モデルの3つのサブシステムに時間経過による変化を組み込んだフレームワークです。
現在の状況の分析に用いるものではありません。
そのため本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
スリー・サークル・モデルは学習している方も多く、選択肢の内容も不自然な内容でした。
他の選択肢にも不自然な箇所があるので、消去法で正解を絞り込むことは不可能ではなかったかと思います。
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