中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
運営管理 問1

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度 再試験(2023年) 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

管理指標に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  作業者の遊休時間を求めるために、作業の遂行時間を調査し、標準時間を設定した。
b  作業を行うのに実際に要した時間に対する標準時間の比率として、作業の能率を求めた。
c  生産性を評価するために、労働量を生産量で除して得られる労働生産性を求めた。
d  投入された主原材料の量に対する、実際に産出された製品の量の比率として、歩留りを求めた。
  • a:正  b:正  c:誤  d:誤
  • a:正  b:誤  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:正  c:誤  d:正

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

生産管理の各管理指標についての知識を問う問題です。

各選択肢をそれぞれ解説します。

 

a

遊休時間とは手待ちとも呼ばれ、作業者は動作できますが、材料待ちなどで停止している時間のことです。

作業者を観察していれば、遊休時間かどうか判断でき時間も計測できるため、標準時間を設定する必要はありません

そのため本選択肢は誤っています。

 

b

作業の能率を求める式を以下のように表せます。

作業の能率 = 標準時間 ÷ 作業時間

そのため本選択肢は正しいです。

 

c

労働生産性を求める式は以下のとおりです。

労働生産性 = 生産量 ÷ 労働量

生産量を労働量で除して求めます。

そのため本選択肢は誤っています。

 

d

歩留りの求め方を式に表すと以下のようになります。

歩留り = 実際に算出された製品の量 ÷ 投入した主原材料の量

そのため本選択肢は正しいです。

 

正しい選択肢の組み合わせは、 a:誤 b:正 c:誤 d:正 です。

選択肢1. a:正  b:正  c:誤  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢2. a:正  b:誤  c:正  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢3. a:正  b:誤  c:誤  d:正

本選択肢は不正解です。

選択肢4. a:誤  b:正  c:正  d:誤

本選択肢は不正解です。

選択肢5. a:誤  b:正  c:誤  d:正

本選択肢が正解です。

まとめ

生産管理で頻出する単語の一つに歩留りがありますが、簡単に説明すると生産したものの中の良品のことです。

100個作って良品が90個、不良品が10個である場合の歩留り率は90%となります。

標準時間や労働生産性も頻出であるため学習しておきましょう。

参考になった数0