中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問83 (運営管理 問1)
問題文
管理指標に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 作業者の遊休時間を求めるために、作業の遂行時間を調査し、標準時間を設定した。
b 作業を行うのに実際に要した時間に対する標準時間の比率として、作業の能率を求めた。
c 生産性を評価するために、労働量を生産量で除して得られる労働生産性を求めた。
d 投入された主原材料の量に対する、実際に産出された製品の量の比率として、歩留りを求めた。
a 作業者の遊休時間を求めるために、作業の遂行時間を調査し、標準時間を設定した。
b 作業を行うのに実際に要した時間に対する標準時間の比率として、作業の能率を求めた。
c 生産性を評価するために、労働量を生産量で除して得られる労働生産性を求めた。
d 投入された主原材料の量に対する、実際に産出された製品の量の比率として、歩留りを求めた。
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問題
中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問83(運営管理 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
管理指標に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 作業者の遊休時間を求めるために、作業の遂行時間を調査し、標準時間を設定した。
b 作業を行うのに実際に要した時間に対する標準時間の比率として、作業の能率を求めた。
c 生産性を評価するために、労働量を生産量で除して得られる労働生産性を求めた。
d 投入された主原材料の量に対する、実際に産出された製品の量の比率として、歩留りを求めた。
a 作業者の遊休時間を求めるために、作業の遂行時間を調査し、標準時間を設定した。
b 作業を行うのに実際に要した時間に対する標準時間の比率として、作業の能率を求めた。
c 生産性を評価するために、労働量を生産量で除して得られる労働生産性を求めた。
d 投入された主原材料の量に対する、実際に産出された製品の量の比率として、歩留りを求めた。
- a:正 b:正 c:誤 d:誤
- a:正 b:誤 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
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この過去問の解説 (2件)
01
生産管理の各管理指標についての知識を問う問題です。
各選択肢をそれぞれ解説します。
a
遊休時間とは手待ちとも呼ばれ、作業者は動作できますが、材料待ちなどで停止している時間のことです。
作業者を観察していれば、遊休時間かどうか判断でき時間も計測できるため、標準時間を設定する必要はありません。
そのため本選択肢は誤っています。
b
作業の能率を求める式を以下のように表せます。
作業の能率 = 標準時間 ÷ 作業時間
そのため本選択肢は正しいです。
c
労働生産性を求める式は以下のとおりです。
労働生産性 = 生産量 ÷ 労働量
生産量を労働量で除して求めます。
そのため本選択肢は誤っています。
d
歩留りの求め方を式に表すと以下のようになります。
歩留り = 実際に算出された製品の量 ÷ 投入した主原材料の量
そのため本選択肢は正しいです。
正しい選択肢の組み合わせは、 a:誤 b:正 c:誤 d:正 です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢は不正解です。
本選択肢が正解です。
生産管理で頻出する単語の一つに歩留りがありますが、簡単に説明すると生産したものの中の良品のことです。
100個作って良品が90個、不良品が10個である場合の歩留り率は90%となります。
標準時間や労働生産性も頻出であるため学習しておきましょう。
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02
管理指標に関する問題です。以下、誤りの選択肢のみ解説します。
a.作業者の遊休時間を求めるために、作業の遂行時間を調査し、標準時間を設定した。
→遊休時間は作業していない時間であり、標準時間の計算式には含みません。
c.生産性を評価するために、労働量を生産量で除して得られる労働生産性を求めた。
→労働生産性の計算式は「生産量/労働量」のため、生産量を労働量で除して(割って)求めます。
冒頭の解説より、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:誤 b:正 c:誤 d:正」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。
【補足】
標準時間の計算式を求める出題もありますので、以下に追記します。
標準時間=正味時間+余裕時間、または正味時間×(1+余裕率)
計算式の分母と分子を入れ換える引っ掛け問題は、定番中の定番です。
計算式が頭に入っていればきちんと正誤判断できますので、過去問題でしっかり復習しておきましょう。
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