中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
運営管理 問3

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度 再試験(2023年) 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

ある職場に到着している3種類の製品A、B、Cについて、生産を開始してからすべての製品の加工を完了するまでの時間(総所要時間)を最小化する生産順序について考える。この職場の作業条件は以下に示すとおりである。

<作業条件>
・各製品は、最初に第1工程で、次に、第2工程で同じ順序で加工される。
・各工程では一度加工が始まったら、その製品が完成するまで同じ製品を加工する。
・工程間の運搬時間は1時間とする。
・各製品の各工程における加工時間は下表に示される。

第1工程における3つの製品A、B、Cの投入順序に関する記述として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • A、B、Cの順に投入すると、総所要時間は17時間である。
  • A、C、Bの順に投入すると、総所要時間は19時間である。
  • B、C、Aの順に投入すると、SPT順に投入するよりも総所要時間は長くなる。
  • SPT順に投入すると、総所要時間は15時間である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

ジョブショップスケジューリングについての出題で、実際に計算する必要があります。

まず、SPTについて確認すると、Shortest Processing Time、作業時間が短い順に作業を開始する方法です。

本問に適用すると、C、B、Aの順番となります。

各選択肢をそれぞれ解説します。

選択肢1. A、B、Cの順に投入すると、総所要時間は17時間である。

A、B、Cの順に投入した場合の総所要時間は18時間のため、本選択肢は不正解です。

選択肢2. A、C、Bの順に投入すると、総所要時間は19時間である。

A、C、Bの順に投入した場合の総所要時間は18時間のため、本選択肢は不正解です。

選択肢3. B、C、Aの順に投入すると、SPT順に投入するよりも総所要時間は長くなる。

B、C、Aの順に投入した場合の総所要時間は15時間です。

SPT順であるC、B、Aの場合の総所要時間も15時間となるため、本選択肢は不正解です。

選択肢4. SPT順に投入すると、総所要時間は15時間である。

SPT順であるC、B、Aの場合の総所要時間は15時間であるため、本選択肢が正解です。

まとめ

本問のように計算する問題は計算ミスがないように確認することと、工程間の運搬時間は1時間とするといった条件を見落とさないように注意しましょう。

参考になった数0