中小企業診断士の過去問
令和5年度 再試験(2023年)
運営管理 問35

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和5年度 再試験(2023年) 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 3PL事業は、荷主に対して、保管機能のみを提供する事業をいう。
  • 小分け商品化包装は流通加工に含まれるが、値札付けは含まれない。
  • 摘み取り方式ピッキングは、オーダー別に商品を一品ごとに集品する方法である。
  • マテハン機器のうち、ソーターとパレタイザは保管用の機器である。

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この過去問の解説 (1件)

01

物流センターの運営に関する問題です。

選択肢1. 3PL事業は、荷主に対して、保管機能のみを提供する事業をいう。

3PL事業は、荷主に対して、保管機能を含めて物流センターの運営全般を受託する事業をいいます。また、荷主に対して物流センターの効率的な運営をコンサルする3PL事事業者もいます。

 

なお、保管機能のみを提供する事業とは、狭義の倉庫業を指すものと思われます(広義の倉庫業では、荷主と連携して販売データをもとに売れ筋の商品と数量を予測して、倉庫から自動的に出荷するような倉庫業者もいます)。

選択肢2. 小分け商品化包装は流通加工に含まれるが、値札付けは含まれない。

流通加工には、小分け商品化包装や値札付けも含まれます

選択肢3. 摘み取り方式ピッキングは、オーダー別に商品を一品ごとに集品する方法である。

正解の選択肢となります。

選択肢4. マテハン機器のうち、ソーターとパレタイザは保管用の機器である。

マテハン機器のうち、ソーターとパレタイザはともに保管用の機器ではありません

 

ソーターは荷物を仕分け(ソート)する機器、パレタイザは箱詰めされた荷物をパレット上に積み上げる作業(パレタイジング)を自動化する機器です。

まとめ

【補足】

 

本問の選択肢でも問われている、摘み取り方式ピッキングは頻出論点です。対義語は種蒔き式ピッキングで、両者の説明を入れ替えるパターンでの出題履歴が何度もあります。

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