中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問153 (経営情報システム 問6)
問題文
情報システムの信頼性確保に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a フールプルーフとは、ユーザが誤った操作をしても危険が生じず、システムに異常が起こらないように設計することである。
b フェイルソフトとは、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継いで、処理を続行するように設計することである。
c フェイルオーバーとは、一部の機能に故障や障害が発生しても、当該システムが正常に稼働し続けるように設計することである。
d デュアルシステムとは、故障や障害が発生したときに、一部の機能を低下させても、残りの部分で稼働し続けるように設計することである。
a フールプルーフとは、ユーザが誤った操作をしても危険が生じず、システムに異常が起こらないように設計することである。
b フェイルソフトとは、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継いで、処理を続行するように設計することである。
c フェイルオーバーとは、一部の機能に故障や障害が発生しても、当該システムが正常に稼働し続けるように設計することである。
d デュアルシステムとは、故障や障害が発生したときに、一部の機能を低下させても、残りの部分で稼働し続けるように設計することである。
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問題
中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問153(経営情報システム 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
情報システムの信頼性確保に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a フールプルーフとは、ユーザが誤った操作をしても危険が生じず、システムに異常が起こらないように設計することである。
b フェイルソフトとは、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継いで、処理を続行するように設計することである。
c フェイルオーバーとは、一部の機能に故障や障害が発生しても、当該システムが正常に稼働し続けるように設計することである。
d デュアルシステムとは、故障や障害が発生したときに、一部の機能を低下させても、残りの部分で稼働し続けるように設計することである。
a フールプルーフとは、ユーザが誤った操作をしても危険が生じず、システムに異常が起こらないように設計することである。
b フェイルソフトとは、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継いで、処理を続行するように設計することである。
c フェイルオーバーとは、一部の機能に故障や障害が発生しても、当該システムが正常に稼働し続けるように設計することである。
d デュアルシステムとは、故障や障害が発生したときに、一部の機能を低下させても、残りの部分で稼働し続けるように設計することである。
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:誤
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この過去問の解説 (3件)
01
専門用語も、丸暗記ではなく語彙を理解すると、迷わず正答できると思います。
各記述の解説は以下の通りです。
a:(正)フールプルーフ(Fool-proof)は、直訳すると「バカ防止」です。つまり、誤作動が起こらないように予め設計することです。
b:(誤)フェイルソフト(Fail-soft)は、直訳すると「穏やかな故障」です。つまり、故障や障害が発生したときに、完全には停止せず、一部の機能を低下させても、残りの部分で稼働し続けるように設計することです。
c:(誤)フェイルオーバー(Failover)は、直訳すると、「失敗(Fail)して乗り越える(Over)」 となります。
意味を考慮すると、より適切な日本語訳としては、「障害切り替え」 や 「自動切替」 などが使われます。つまり、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継いで、処理を続行するように設計することです。
d:(誤)デュアルシステム(Dual System) とは、2つの独立したシステムを並行して運用することで、信頼性や可用性を向上させる仕組み を指します。主に システムの冗長性(Redundancy)を確保し、障害発生時の影響を最小限に抑える ために採用されます。
よって正しい選択肢は、「a:正 b:誤 c:誤 d:誤」です。
頻出用語は、語彙と合わせて覚えましょう
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02
情報システムの信頼性確保に関する問題です。各解答群で挙げられている用語を整理します。なお、横文字(英語)で記憶が定着しやすい人もいるため、英語も併記しています。
・フールプルーフ(fool proof)
解答群aの記述のとおりです。人間は必ずミスをするという前提に立った設計思想です。
・フェイルソフト(fail soft)
解答群cの記述のとおりです。たとえば、航空機には複数のエンジンが搭載されており、1つのエンジンが故障しても残りのエンジンで飛行を継続できるように設計されています。
ソフト=ソフトランディング(軟着陸)というイメージで暗記すると、分かりやすいのではないかと思います。
・フェイルオーバー(fail over)
解答群bの説明のとおりです。稼働中のシステムがダウン(=over)してしまい、待機系のシステムに切り替えるというイメージです。
・デュアルシステム(dual system)
システムを二重化することをいいます。デュアルは「2つ」という意味です。2つのシステムで同じ処理を行なうことで、片方のシステムに障害が発生した場合でも、もう一方のシステムで処理を継続できるようになっています。
なお、解答群dは「フォールトマスキング」の記述になります。マスキングとは「隠す」という意味です。(マスキングテープなどをイメージしてください)
一部のシステムに不具合が発生していても、正常に稼働している他のシステムで補うことができれば、ユーザーは不具合に気付くことなくサービスを利用することができます(不具合を「マスキング」できます)。
冒頭の解説より、「a:正、b:誤、c:誤、d:誤」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:正、b:誤、c:誤、d:誤」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。
冒頭の解説より、「a:正、b:誤、c:誤、d:誤」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:正、b:誤、c:誤、d:誤」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
冒頭の解説より、「a:正、b:誤、c:誤、d:誤」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。
【補足】
「デュアル=2」と一緒に、以下の用語もまとめて暗記しておきましょう。CPUのコア数の問題で出題されたことがあります。
4=クアッド
6=ヘキサ
8=オクタ
コア数が多いほど処理速度が速くなるため、高性能ということになります。
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03
情報システムの信頼性確保に関する問題です。
a:適切です。
b:不適切です。フェイルソフトとは、故障や障害が発生したときに、全体の機能を停止させるのではなく、一部の機能のみ性能を落とすことで、システムサービスを継続することです。
c:不適切です。フェイルオーバーとは、故障や障害が発生したときに、待機系システムに処理を引き継くことで、システムサービスを継続することです。
d:不適切です。デュアルシステムとは、同じ処理を行う機器を2台用意し、2台とも作動させることです。
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