中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問157 (経営情報システム 問10)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和5年度 再試験(2023年) 問157(経営情報システム 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

コンピュータの意思決定や知識処理への利用に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a  ビジネスインテリジェンス(BI)とは、知識をルールによって表現し、入力された知識を用いてコンピュータが専門家のように推論するシステムのことである。
b  データマイニングとは、大量のデータを分析して、これまで知られていなかった規則性や傾向など、何らかの知見を得ることをいう。
c  機械学習のうち、多数の層からなるニューラルネットワークを用いるものを深層学習という。
d  教師あり学習は、一定の環境の中で試行錯誤を行い、個々の行動に対して得点や報酬を与えることによって、ゴールの達成に向けた行動の仕方を獲得する機械学習の学習法の1つである。
  • a:正  b:正  c:正  d:誤
  • a:正  b:誤  c:誤  d:誤
  • a:誤  b:正  c:正  d:正
  • a:誤  b:正  c:正  d:誤
  • a:誤  b:誤  c:正  d:正

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この過去問の解説 (1件)

01

各用語の正しい定義を理解する事が重要です。

各記述の解説は以下の通りです。

 

a 誤り
ビジネスインテリジェンス(BI)は、企業が蓄積したデータを分析し、意思決定を支援する技術や手法の総称です。知識をルールで表現し、推論を行うのはエキスパートシステムの特徴であり、BIとは異なります。

 

b 正しい
データマイニングは、大量のデータを分析して未知の規則性や傾向を発見する手法のことを指します。これは、顧客の購買パターンの分析や異常検知などに活用されます。

 

c 正しい
機械学習のうち、深層学習(ディープラーニング) は、多層のニューラルネットワークを用いる手法であり、画像認識や自然言語処理などで成果を上げています。

 

d 誤り
選択肢の内容は強化学習の説明です。
教師あり学習(Supervised Learning)は、正解ラベルが与えられたデータを用いて学習する手法であり、試行錯誤を通じて報酬を得る強化学習とは異なります。

 

よって正しい選択肢は、「a:誤  b:正  c:正  d:誤」です。

まとめ

 機械学習の分類を整理しておきましょう。

 

教師あり学習(Supervised Learning):正解データを用いて学習(例:分類、回帰)

教師なし学習(Unsupervised Learning):正解ラベルなしでデータの構造を学習(例:クラスタリング)

強化学習(Reinforcement Learning):環境との相互作用を通じて報酬を最大化する学習

 

このように、それぞれの用語を整理しておくことで、問題の正誤を見極めることができます。

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