中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問164 (経営情報システム 問17)
問題文
a RACI図とは、プロジェクトのリスク要因を影響度の順に並べ、各要因の影響度合いを示したチャートである。
b ガントチャートとは、作業開始と作業終了の予定と実績を表示した横棒グラフで、プロジェクトのスケジュールを管理するために利用するチャートである。
c トレンドチャートとは、横軸に開発期間、縦軸に予算消化率をとって表した折れ線グラフで、費用管理と進捗管理を同時に行うために利用するチャートである。
d トルネード図とは、責任分担表の1つで、プロジェクトに必要な作業とメンバーをマトリックス形式で対応させたチャートである。
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問題
中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和5年度 再試験(2023年) 問164(経営情報システム 問17) (訂正依頼・報告はこちら)
a RACI図とは、プロジェクトのリスク要因を影響度の順に並べ、各要因の影響度合いを示したチャートである。
b ガントチャートとは、作業開始と作業終了の予定と実績を表示した横棒グラフで、プロジェクトのスケジュールを管理するために利用するチャートである。
c トレンドチャートとは、横軸に開発期間、縦軸に予算消化率をとって表した折れ線グラフで、費用管理と進捗管理を同時に行うために利用するチャートである。
d トルネード図とは、責任分担表の1つで、プロジェクトに必要な作業とメンバーをマトリックス形式で対応させたチャートである。
- a:正 b:誤 c:正 d:正
- a:正 b:誤 c:誤 d:正
- a:誤 b:正 c:正 d:誤
- a:誤 b:正 c:誤 d:誤
- a:誤 b:誤 c:正 d:正
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この過去問の解説 (1件)
01
プロジェクト管理における代表的なチャート(図)の種類を理解することが、この問題を解くための重要なポイントです。それぞれのチャートの特徴を押さえて、選択肢と照らし合わせて判断することが求められます。
aについて
RACI図(RACIチャート)とは、プロジェクトにおけるタスクと各メンバーの責任を明確にするためのマトリックス表です。RACIは以下の略語から成り立ちます。
R(Responsible): 実行責任者
A(Accountable): 最終責任者
C(Consulted): 相談役
I(Informed): 報告先
RACI図はリスク管理ではなく、責任分担の整理に用いられるため、記述は誤りです。
bについて
ガントチャートは、プロジェクト管理において作業の開始・終了予定および実績を横棒グラフで表し、スケジュール管理に利用されます。従って、この記述は正しいです。
cについて
トレンドチャートは、プロジェクトの進捗やコストなどのデータを時系列で追跡するための折れ線グラフです。従って、この記述は正しいです。
dについて
トルネード図(トルネードダイアグラム)は、感度分析に用いられるチャートであり、プロジェクトリスク要因の影響度を視覚的に比較するために使用されます。責任分担表ではないため、記述は誤りです。
【誤】
【誤】
【正】
【誤】
【誤】
出題内容以外の頻出チャートとしては、以下の通りです。
WBS(Work Breakdown Structure)
概要:WBSは、プロジェクトの作業を階層的に分解し、構造化して整理するチャートです。
特徴:プロジェクトを小さなタスクに分解することで、作業の抜け漏れを防ぐ。
「親→子→孫」のように階層化して整理される。プロジェクトの範囲(スコープ)を明確にできる。
用途:作業範囲の整理/チームごとの作業分担/プロジェクト進行管理
EVMS(Earned Value Management System)
概要:プロジェクトの進捗とコストを統合的に管理し、計画(PV)、実績(AC)、出来高(EV)を基にパフォーマンスを評価する手法です。
特徴:進捗状況を数値化し、スケジュール効率(SPI)やコスト効率(CPI)を算出してプロジェクトの健全性を測る。将来のコスト予測(EAC)も可能。
使途:プロジェクト管理・コスト管理・リスク分析に活用。計画との差異(SV、CV)を分析し、スケジュール遅延やコスト超過を早期発見。
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