中小企業診断士 過去問
令和5年度 再試験(2023年)
問192 (中小企業経営・中小企業政策 問16(1))

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問題

中小企業診断士試験 令和5年度 再試験(2023年) 問192(中小企業経営・中小企業政策 問16(1)) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文章を読んで、下記の設問に答えよ。

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」は、事業環境変化への対応に加え、成長分野への前向き投資や賃上げなどを促すため、生産性向上に資する革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセスなどの改善を行う中小企業・小規模事業者などの設備投資などの経費の一部を支援する。
この補助金の対象となるには、以下の基本要件を満たす事業計画( A )を策定し実施することが求められる。具体的には、①付加価値額の( B )、②給与支給総額の( C )、③事業場内最低賃金を地域別最低賃金( D )の3要件である。

文中の空欄AとBに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • A: 2 ~ 3年  B:年率平均3 %以上向上
  • A: 2 ~ 3年  B:年率平均5 %以上向上
  • A: 3 ~ 5年  B:年率平均3 %以上向上
  • A: 3 ~ 5年  B:年率平均5 %以上向上

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この過去問の解説 (3件)

01

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」の基本要件として、事業計画の策定・実施が求められます。

この事業計画には、「3~5年の計画期間」 が設定され、以下の3つの要件を満たす必要があります。

 

1.付加価値額の向上年率平均3%以上向上

2・給与支給総額の向上年率平均1.5%以上向上

3・事業場内最低賃金の引き上げ地域別最低賃金+30円以上

選択肢1. A: 2 ~ 3年  B:年率平均3 %以上向上

【誤】

選択肢2. A: 2 ~ 3年  B:年率平均5 %以上向上

【誤】

選択肢3. A: 3 ~ 5年  B:年率平均3 %以上向上

【正】

選択肢4. A: 3 ~ 5年  B:年率平均5 %以上向上

【誤】

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02

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」に関する問題です。

 

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」では、3 ~ 5年の事業計画を作成し、

①付加価値額の増加:複利で+3.0%以上

②賃金の増加:複利で+2.0%以上

③事業所内最低賃金水準:事業実施事業所の最低賃金を都道府県の最低賃金より+30円以上

達成する必要があります。

 

よって、A: 3 ~ 5年  B:年率平均3 %以上向上 となります。

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03

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」(以下、ものづくり補助金)に関する問題です。ものづくり補助金は頻出論点であり、必ず正答することが求められます。

 

・空欄A

事業計画の実施期間が問われており、事業計画期間は3~5年となります。

 

・空欄B

付加価値額の増加要件が問われており、付加価値額の年平均成長率(CAGR)3.0%以上向上させることが求められます。

選択肢1. A: 2 ~ 3年  B:年率平均3 %以上向上

冒頭の解説より、「A:3~5年、B:年率平均3%以上向上」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

選択肢2. A: 2 ~ 3年  B:年率平均5 %以上向上

冒頭の解説より、「A:3~5年、B:年率平均3%以上向上」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

選択肢3. A: 3 ~ 5年  B:年率平均3 %以上向上

冒頭の解説より、「A:3~5年、B:年率平均3%以上向上」の組み合わせであるため正解の選択肢となります。

選択肢4. A: 3 ~ 5年  B:年率平均5 %以上向上

冒頭の解説より、「A:3~5年、B:年率平均3%以上向上」の組み合わせであるため不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

本問で問われている内容は過去問題でも繰り返し出題されており、過去問題で復習していれば正答できる内容でした。

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