中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問128 (運営管理 問36)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 運営管理 令和6年度(2024年) 問128(運営管理 問36) (訂正依頼・報告はこちら)

物流におけるユニットロードに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • 通い容器は、繰返し用いることを目的としない容器である。
  • 平パレットを利用して貨物をトラックで輸送する場合、トラックの積載効率が低下することがある。
  • 物流クレートは、商品を段ボールケースのまま積載して納品できるように使用される容器である。
  • 平面寸法1,100mm×1,100mmの平パレット1段の最大積載数量は、ピンホイール積みの場合、平面寸法650mm×450mmの貨物よりも、同600mm×500mmの貨物の方が多い。
  • ロールボックスパレットには、段ボールケースを積載することができない。

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この過去問の解説 (1件)

01

物流におけるユニットロードに関する問題です。

 

一部詳細な知識が問われている選択肢がありますが、本問では過去に出題履歴がある論点が複数出題されているため、過去問題を復習していれば正答することができます。

選択肢1. 通い容器は、繰返し用いることを目的としない容器である。

通い容器は、繰返し用いることを目的とする容器です。

 

折りたたみコンテナなどで納品し、帰る際に以前の納品時に使用された折りたたみコンテナなどを回収する納品形態であるため、不適切な選択肢です。

選択肢2. 平パレットを利用して貨物をトラックで輸送する場合、トラックの積載効率が低下することがある。

平パレットを利用して貨物をトラックで輸送する場合、トラックの積載効率が低下することがあります。

 

平パレットのスペース分だけ積載スペースが減少するため、正解の選択肢となります。

選択肢3. 物流クレートは、商品を段ボールケースのまま積載して納品できるように使用される容器である。

物流クレートの容器は、段ボールケースではありません

 

したがって、不適切な選択肢です。

選択肢4. 平面寸法1,100mm×1,100mmの平パレット1段の最大積載数量は、ピンホイール積みの場合、平面寸法650mm×450mmの貨物よりも、同600mm×500mmの貨物の方が多い。

平面寸法1,100mm×1,100mmの平パレット1段の最大積載数量は、ピンホイール積みの場合、平面寸法650mm×450mmの貨物も、同600mm×500mmの貨物も同じです。

 

積み付け方が異なるだけで、どちらも一辺の長さは1,100mmで同じ(650mm+450mm=1,100mm、600mm+500mm=1,100mm)であるため不適切な選択肢です。

 

ピンホイール積みについては、下記URLをご参照ください。

(出所:J-Scube「積み付けの種類と荷崩れを防ぐ作業時のポイント」)

https://dx.j-scube.com/blog/36

選択肢5. ロールボックスパレットには、段ボールケースを積載することができない。

ロールボックスパレットには、段ボールケースを積載することができます

 

ロールボックスパレットとは、滑車や扉がついた大型のカゴ車のことです。ロールボックスパレットに荷物を入れて扉を閉め、そのままトラックに積み込むことができるため、他の選択肢で問われている平パレットと同様に積載効率を高めることができる物流ツールです(保冷シートを取り付けることで、冷蔵・冷凍品を入れることも可能です)。

 

したがって、不適切な選択肢です。

まとめ

【補足】

 

「物流2024年問題」を受けて、物流関係の問題が毎年のように出題されるようになっています。ここでは、本問で正解の選択肢である平パレットについて解説します。

 

平パレットを利用するとトラックの積載効率が低下しますが積込み作業の効率は飛躍的に向上するため、平パレットを利用することが推奨されています。

(平パレットを利用せず荷物を一つずつ手作業で積み込めば、トラックの積載効率を限りなく100%に近付けることはできますが、積込み作業に膨大な時間がかかります)

 

つまり、トラックの積載効率と積込み作業の効率はトレードオフの関係(こちらを立てると、あちらが立たない)にあります。

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