中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問165 (経営情報システム 問5)
問題文
情報システムの利用のしやすさに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である。
b UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。
c UI(User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。
d ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支障なく利用できることである。
a ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である。
b UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。
c UI(User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。
d ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支障なく利用できることである。
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
中小企業診断士試験 令和6年度(2024年) 問165(経営情報システム 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
情報システムの利用のしやすさに関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である。
b UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。
c UI(User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。
d ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支障なく利用できることである。
a ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である。
b UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。
c UI(User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。
d ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支障なく利用できることである。
- a:正 b:正 c:正 d:誤
- a:正 b:誤 c:誤 d:誤
- a:誤 b:正 c:正 d:正
- a:誤 b:正 c:誤 d:正
- a:誤 b:誤 c:誤 d:正
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (2件)
01
情報システムの利用のしやすさに関する問題です。
過去問題に慣れている方であれば、本問は各選択群の用語と記述を入れ替えた引っ掛け問題ではないかと気付くかも知れません。
以下、誤りの解答群のみ解説します。
a.ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である。
→UI(User Interface)の記述になります。
b.UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである。
→ユーザビリティの記述になります。
c.UI(User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである。
→UX(User Experience)の記述になります。
冒頭の解説より「a:誤、b:誤、c:誤、d:正」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より「a:誤、b:誤、c:誤、d:正」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より「a:誤、b:誤、c:誤、d:正」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より「a:誤、b:誤、c:誤、d:正」の組み合わせであるため、不適切な選択肢です。
冒頭の解説より「a:誤、b:誤、c:誤、d:正」の組み合わせであるため、正解の選択肢となります。
【補足】
ユーザビリティ(Usability)とウェブアクセシビリティ(Web Accessibility)は、いずれも語尾が「~できる」を意味するabilityが語源となっています。
UX(User Experience)とUI(User Interface)のように、英語表記を付けると英語の綴りから正解を推定されやすくなると考えて、本問では、ユーザビリティとウェブアクセシビリティには意図的に英語表記を付けていない可能性があります。(逆に、「ユーザーエクスペリエンス」「ユーザーインタフェース」と全てカタカナ表記にすることも考えられます)
あくまで推測に過ぎませんが、表記を工夫するだけで容易に正答率を上下させることができます。
参考になった数4
この解説の修正を提案する
02
本問は、情報システムの利用のしやすさに関する基本概念についての理解を問う問題です。現代のシステム開発においては、機能面だけでなく、使いやすさや利用者の体験が重視されるようになっています。特にユーザビリティ、UX、UI、ウェブアクセシビリティは、情報システムの設計や評価において重要な観点であり、それぞれの意味と違いを正確に把握しておくことが必要です。
この選択肢は誤りです。aの「ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である」は、UIの説明であってユーザビリティの説明ではありません。bとcも誤りであり、dも正しいため、この選択肢は不適切です。
この選択肢は誤りです。aの記述はUIの説明であり、ユーザビリティの説明としては誤りです。また、bとcの正誤判定も誤っており、dが誤りとされていますが実際は正しい記述です。
この選択肢は誤りです。aの判定は正しいですが、bとcの判定が誤っています。bはユーザビリティの説明であり、UXの説明としては誤りです。cはUXの説明であり、UIの説明としては誤りです。
この選択肢は誤りです。aとdの判定は正しいですが、bの判定が誤っています。bはユーザビリティの説明であり、UXの説明としては誤りです。
この選択肢は正しいです。各記述の正誤を詳しく見ていきましょう。
記述a「ユーザビリティとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称である」は誤りです。これはUI(User Interface)の説明です。ユーザビリティとは、ISO 9241-11によれば「特定のユーザが特定の利用状況において、特定の目標を達成するために製品を利用する際の、有効さ、効率、満足度の度合い」と定義されています。
記述b「UX(User Experience)とは、ユーザがシステム・製品・サービスを利用する際に、効果的に、効率的に、満足して利用できるかの度合いのことである」は誤りです。これはユーザビリティの説明です。UXとは、ISO 9241-210によれば「製品・システム・サービスの利用前、利用中、利用後に生じるユーザの知覚および反応のこと」と定義されており、より広範な概念です。
記述c「UI(User Interface)とは、システム・製品・サービスの利用前、利用中および利用後に生じるユーザの知覚および反応のことである」は誤りです。これはUXの説明です。UIとは、ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称であり、画面のデザインやボタンの配置、メニュー構成などを指します。
記述d「ウェブアクセシビリティとは、高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境などに関係なく、すべての人がウェブで提供される情報や機能を支障なく利用できることである」は正しいです。この定義はW3C(World Wide Web Consortium)の定義に合致しており、適切な説明となっています。
したがって、「a:誤、b:誤、c:誤、d:正」の組み合わせである選択肢5が最も適切です。
本問の正解は選択肢5です。情報システムの利用のしやすさに関する主要な概念を整理すると以下のようになります:
ユーザビリティ(Usability)
定義:特定のユーザが特定の利用状況で、特定の目標を達成するための有効さ、効率、満足度の度合い
特徴:操作性、学習のしやすさ、効率性、記憶のしやすさ、エラーの少なさ、主観的満足度などの要素を含む
評価方法:ユーザビリティテスト、ヒューリスティック評価など
UX(User Experience:ユーザー体験)
定義:製品・システム・サービスの利用前、利用中、利用後に生じるユーザの知覚および反応
特徴:ユーザビリティを含むより広い概念で、感情的側面や主観的体験も重視
要素:使いやすさだけでなく、有用性、アクセシビリティ、信頼性、魅力などを含む
UI(User Interface:ユーザーインターフェース)
定義:ユーザがシステムを操作するために使用する手段と方法の総称
例:グラフィカルユーザインターフェース(GUI)、コマンドラインインターフェース(CLI)、音声ユーザインターフェース(VUI)など
要素:画面レイアウト、ボタン、メニュー、アイコン、色使い、タイポグラフィなど
ウェブアクセシビリティ(Web Accessibility)
定義:高齢者や障がい者など、心身の機能に関する制約や利用環境に関係なく、すべての人がウェブ情報や機能を支障なく利用できること
特徴:様々な障がい(視覚、聴覚、運動機能、認知など)や環境(スマートフォン、低速回線など)を考慮
指針:W3CのWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)など
これらの概念は互いに関連しながらも異なる側面を持っています。システム開発や評価においては、これらを適切に理解し、バランスよく考慮することが重要です。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問164)へ
令和6年度(2024年) 問題一覧
次の問題(問166)へ