中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問169 (経営情報システム 問9)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和6年度(2024年) 問169(経営情報システム 問9) (訂正依頼・報告はこちら)

通信プロトコルに関する記述として、最も適切なものはどれか。
  • DHCPは、ドメイン名とIPアドレスを関連付ける際に用いられる。
  • DNSは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する際に用いられる。
  • MIMEは、電子メールにおいて、テキストだけではなく、音声、画像、動画などを扱う際に用いられる。
  • NNTPは、タイムサーバの時刻を基にネットワークに接続される機器の時刻を同期させる際に用いられる。
  • SMTPは、Webブラウザが、WebサーバからHTML形式のファイルを受け取る際に用いられる。

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この過去問の解説 (2件)

01

通信プロトコルに関する問題です。

 

過去問題に慣れている方であれば、本問は各選択群の用語と記述を入れ替えた引っ掛け問題ではないかと気付くかも知れません。

 

通信プロトコルの論点は用語の正式名称が頭に入っているだけでも正誤判断できる場合があるため、各選択肢の解説では用語の正式名称にも言及します。

選択肢1. DHCPは、ドメイン名とIPアドレスを関連付ける際に用いられる。

ドメイン名とIPアドレスを関連付ける際に用いられるのは、DNS(Domain Name System)です。

 

DNSは、単なる識別番号であるIPアドレスに「Kakomonn.com」のような覚えやすいドメイン名を紐付けます。

 

DHCPの正式名称は「Dynamic Host Configuration Protocol」であり、ネットワークに接続する端末にIPアドレスなどの設定情報を自動的に割り当てるプロトコルであるため不適切な選択肢です。

選択肢2. DNSは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する際に用いられる。

プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する際に用いられるのは、NAT(Network Address Translation)またはNAPT(Network Address Port Translation)です。

 

他の選択肢の解説で述べていますが、DNSはドメイン名とIPアドレスを関連付ける際に用いられるため不適切な選択肢です。

選択肢3. MIMEは、電子メールにおいて、テキストだけではなく、音声、画像、動画などを扱う際に用いられる。

MIMEは、電子メールにおいて、テキストだけではなく、音声、画像、動画などを扱う際に用いられることは、通信プロトコルに関する記述として最も適切です。

 

MIMEの正式名称は「Multipurpose Internet Mail Extensions」であり、電子メールでテキスト以外に音声や画像なども送信できるため正解の選択肢となります。

選択肢4. NNTPは、タイムサーバの時刻を基にネットワークに接続される機器の時刻を同期させる際に用いられる。

タイムサーバの時刻を基に、ネットワークに接続される機器の時刻を同期させる際に用いられるのはNTP(Network Time Protocol)です。

 

NNTPの正式名称は「Network News Transfer Protocol」であり、インターネットニュースに接続するためのプロトコルであるため不適切な選択肢です。

選択肢5. SMTPは、Webブラウザが、WebサーバからHTML形式のファイルを受け取る際に用いられる。

Webブラウザが、WebサーバからHTML形式のファイルを受け取る際に用いられるのはHTTP(Hypertext Transfer Protocol)です。

 

SMTPの正式名称は「Simple Mail Transfer Protocol」であり、電子メールの送受信に使用されるプロトコルであるため不適切な選択肢です。

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02

この問題は、通信プロトコルの用途や働きを正しく理解しているかを問うものです。

 

 

プロトコルとは、ネットワーク上で情報をやり取りする際の約束事のことです。

各プロトコルには特定の役割があり、それぞれ異なる場面で使われます。

選択肢1. DHCPは、ドメイン名とIPアドレスを関連付ける際に用いられる。

【DHCP】
正式名称:Dynamic Host Configuration Protocol
意味:動的ホスト構成プロトコル

DHCPは、パソコンやスマートフォンなどの機器がネットワークに接続されたときに、自動でIPアドレスやサブネットマスク、ゲートウェイ、DNSサーバの情報を割り当てるためのプロトコルです。

この選択肢では、「ドメイン名とIPアドレスの関連付け」に使うと説明されていますが、それは DNS の役割であり、DHCPは関係ありません。

誤り

選択肢2. DNSは、プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する際に用いられる。

【DNS】
正式名称:Domain Name System
意味:ドメイン名システム

DNSは、www.example.comのようなドメイン名を、IPアドレス(例:192.0.2.1)に変換する仕組みです。

人が覚えやすい名前を、ネットワークが理解できる番号に変換します。

この選択肢にある「プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスの変換」は、NAT(Network Address Translation) という別の技術が行うものであり、DNSは関係しません。

誤り

選択肢3. MIMEは、電子メールにおいて、テキストだけではなく、音声、画像、動画などを扱う際に用いられる。

【MIME】
正式名称:Multipurpose Internet Mail Extensions
意味:多目的インターネットメール拡張

MIMEは、もともとプレーンテキスト(文字だけ)しか扱えなかった電子メールで、画像・音声・動画・PDFファイルなどの添付ファイルを送れるようにした技術です。

たとえば、写真付きのメールやWord文書を添付したメールなども、MIMEによって可能になります。

正しい

選択肢4. NNTPは、タイムサーバの時刻を基にネットワークに接続される機器の時刻を同期させる際に用いられる。

【NNTP】
正式名称:Network News Transfer Protocol
意味:ネットワークニュース転送プロトコル

NNTPは、ネットニュース(Usenet)を配信・取得するためのプロトコルで、メールのような掲示板システムに使われていました。

時刻同期の機能は持っておらず、時刻合わせに使うのは NTP(Network Time Protocol) です。

誤り

選択肢5. SMTPは、Webブラウザが、WebサーバからHTML形式のファイルを受け取る際に用いられる。

【SMTP】
正式名称:Simple Mail Transfer Protocol
意味:簡易メール転送プロトコル

SMTPは、電子メールを送信するためのプロトコルです。

メールソフトが送信先サーバにメールを渡すときに使われます。

WebブラウザがWebページを受け取るときに使うのは、HTTP(HyperText Transfer Protocol)HTTPS(HTTP Secure) です。

SMTPはWeb閲覧とは無関係です。

誤り

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