中小企業診断士 過去問
令和6年度(2024年)
問182 (経営情報システム 問21)

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問題

中小企業診断士試験 第1次試験 経営情報システム 令和6年度(2024年) 問182(経営情報システム 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

A社では、BAC(完成時総予算)が1,000万円の情報システム開発プロジェクトが進行中である。プロジェクト期間のちょうど半分が経過した時点での進捗を把握したところ、AC(コスト実績値)が600万円、PV(出来高計画値)が500万円、EV(出来高実績値)が400万円であった。
このままのコスト効率でプロジェクトが進んでいくと、プロジェクトが完了した時にどれくらいのコストがかかると予想できるか。最も適切なものを選べ。
  • 667万円
  • 1,000万円
  • 1,200万円
  • 1,250万円
  • 1,500万円

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この過去問の解説 (1件)

01

プロジェクトの進捗状況を定量的に管理する、EVMS(Earned Value Management System)に関する問題です。

 

EVMSでは、プロジェクト完了時点での見積もり値であるEAC(Estimate at Completion)を用います。EACの計算式は、以下のとおりです。

 

EAC=AC+(BAC-EV)×AC/EV

 

EACの計算式で用いられる指標は与件文ですべて挙げられているため、上記の計算式に代入すると、

EAC=600+(1,000-400)×600/400より、

EAC=600+600×300/200

EAC=1,500となります。

 

本問のような問題の設定上、EAC>BACの結果になると予想されます。つまり、本問ではBACが1,000万円ですが、EACは1,000万円以上となります(予算内に収まるのであれば、そもそも計算させる問題を出題する意味がありません)。

 

末尾の「解説のまとめ」をご確認後にAC/EVの項目に着目していただければ理解しやすいですが、この部分が分子の数値>分母の数値となっていれば予算オーバーになるだろうと予想することが可能です。

選択肢1. 667万円

冒頭の解説より、プロジェクト完了時に1,500万円のコストがかかると予想されるため、不適切な選択肢です。

選択肢2. 1,000万円

冒頭の解説より、プロジェクト完了時に1,500万円のコストがかかると予想されるため、不適切な選択肢です。

選択肢3. 1,200万円

冒頭の解説より、プロジェクト完了時に1,500万円のコストがかかると予想されるため、不適切な選択肢です。

選択肢4. 1,250万円

冒頭の解説より、プロジェクト完了時に1,500万円のコストがかかると予想されるため、不適切な選択肢です。

選択肢5. 1,500万円

冒頭の解説より、プロジェクト完了時に1,500万円のコストがかかると予想されるため、正解の選択肢となります。

まとめ

【補足】

 

EVMSの論点は頻出論点であるため、過去問題で確実に対応できるようにしておく必要があります。過去問題の出題パターンとしては、本問のように実際に計算させるもの、EACの計算式を穴埋め形式で問うものがあります。

 

EACの計算式がなかなか暗記できない(頭に入らない、何度も間違える)方は、EACの計算式の構成を理解することで、計算式が覚えやすくなるのではないかと思います。

 

「プロジェクト途中で実際にかかったコスト(AC)+完成率(BAC-EV)×進捗遅れ(AC/EV)」

 

※上記の計算式で用いる表現は、たとえばBAC-EVの部分は「予算消化率」や「進捗率」など各自がしっくりくる表現に置き換えればよいと思います。

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