技術士の過去問
平成28年度(2016年)
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問5
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問題
技術士 第一次試験 平成28年度(2016年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
材料M1、M2、M3を用いて、製品P1とP2を製造・販売する。製品P1を1台製造するのに、材料M1、M2、M3はそれぞれ1個、1個、0個必要で、製品P2を1台製造するのに、0個、2個、2個必要であるとする。ただし、材料M1、M2、M3の個数に上限があり、それぞれ5個、9個、6個である。製品P1とP2を各々1台製造・販売した際に得られる利益がそれぞれ2万円、5万円のとき、全体の利益が最大となるような最適な製品P1とP2の製造・販売台数の組合せはどれか。
- P1を5台、P2を3台
- P1を5台、P2を2台
- P1を4台、P2を3台
- P1を4台、P2を2台
- P1を3台、P2を3台
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この過去問の解説 (4件)
01
P1の製造販売台数をx個、P2の製造販売台数をy個とすると、
材料個数の上限と、製品に必要な材料から次式が成り立ちます。
x ≦ 5 …①
x + 2y ≦ 9 …②
2y ≦ 6 …③
選択肢のうち、①、②、③をすべて満たせるのは、2. 4. 5.の3つです。
それぞれについて、利益を求めると、
2. 2×5 + 5×2 = 20万円
4. 2×4 + 5×2 = 18 万円
5. 2×3 + 5×3 = 21 万円
となるので、利益が最大となるのは5です。
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02
問題文を元に、連立方程式を立てればよいだけなので、
専門知識は必要としません。
P₁の製造台数を x、P₂の製造台数を y とおくと、
材料と製品の関係より、以下の式が成り立ちます。
材料M₁について、
x ≦ 5 ・・・①
材料M₂について、
x + 2y ≦ 9 ・・・②
材料M₃について、
2y ≦ 6
→ y ≦ 3 ・・・③
また、利益を最大にするためには、2x + 5y を最大にすればよいので、
y が大きいほど利益は大きくなります。
そのため③より、y = 3 とすると、
②より x ≦ 3 となり、①式を満たします。
よって、x = 3、y = 3 のとき、最も利益が大きくなることから、
5が正解です。
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03
正解は5です。
P1の製造台数をx、P2の製造台数をyとしたして、表から材料に関する連立不等式を立ててみます。
M1について x≦5
M2について x+2y≦9
M3について 2y≦6 より y≦3
上記からx=5のときまたはy=3のときがそれぞれ最大になるもう一方を求めてみます。
5+2y≦9 なので y=2の時最大
x+6≦9 なので x=3 の時最大
したがって、x=5,y=2 または x=3, y=3 のいずれかの時に最大となりそうです。
それぞれ計算してみます。
x=5 のとき利益は10万円/台、y=2のとき利益は10万円/台で合計20万円
x=3 のとき利益は6万円/台、y=3のとき利益は15万円/台で合計21万円
ということでP1を3台、P2を3第製造したときが一番利益が最大となります。
選択肢を見るとこれは5になりますのでこちらが答えとなります。
ちなみに選択肢2が上の合計20万円のケースになっています。
単純な数値しかでてこないので、グラフを書いてみるとわかりやすいと思います。
特に x+2y≦9を書いてみてください。
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04
利益が最大になる最適な製造・販売台数を求める問題です。
製品P1の台数をx、P2の台数をyとします。
材料M1の上限個数は5個、P1の生産のみに使用しますので、
x≦5
材料M2の上限個数は9個、P1に1個、P2に2個使用しますので、
x+2y≦9
材料M3の上限個数は6個、P2の生産のみに2個使用しますので
y≦3
以上の制約条件を満たす選択肢は2、4、5になりますが
それぞれの全体の利益を計算すると
2が20万円
4が18万円
5が21万円
になります。
したがって、利益が最大になる5の組み合わせが正解です。
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