技術士の過去問
平成28年度(2016年)
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問12
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問題
技術士 第一次試験 平成28年度(2016年) 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問12 (訂正依頼・報告はこちら)
IPv4アドレスは8ビットごとにピリオド( . )で区切り4つのフィールドに分けて、各フィールドの8ビットを10進数で表記する。一方、IPv6アドレスは16ビットごとにコロン( : )で区切り、8つのフィールドに分けて各フィールドの16ビットを16進数で表記する。IPv6アドレスで表現できるアドレス数はIPv4アドレスで表現できるアドレス数の何倍か、最も適切なものはどれか。
- 28倍
- 216倍
- 232倍
- 264倍
- 296倍
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この過去問の解説 (4件)
01
IPv4及びIPv6のアドレス数に関する問題です。
解説では2のX乗を2^Xと表記します。
まずIPv4のアドレス数を求めます。IPv4の1つのフィールドが8ビットで、
フィールドが4つあるので、(2^8)^4=2^32
したがって、IPv4で表現できるアドレス数は2^32個です。
IPv6で表現できるアドレス数を求めると、1つのフィールドが16ビットで、
フィールドが8つあるので、(2^16)^8=2^128
よって、IPv6で表現できるアドレス数は2^128個です。
何倍かを求めると、2^128 ÷ 2^32 = 2^96
以上から、2^96倍となるので、5が正解です。
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02
IPv4アドレスで表現できるアドレス数は以下の通りです。
1ビットは 0 か 1 の2通りになります。
よって、8ビットでは、2⁸通りです。
それが4つに分けられているので、
(2⁸)⁴ = 2³² となります。
IPv6アドレスで表現できるアドレス数は、同様に、
(2¹⁶)⁸ = 2¹²⁸ となります。
よって、IPv6アドレスで表現できるアドレス数はIPv4アドレスの何倍かは、
2¹²⁸ ÷ 2³² = 2⁹⁶ となります。
よって、5が正解です。
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03
正解は5です。
一応、IPv4とIPv6を知らなくても解けます(イメージが付きづらいので難易度は上がりますが)
説明文からIPv4は8ビットのフィールドが4つあるということなので(28)4=232です。
IPv6は16ビットのフィールドが8つあるということなので(216)8=2128です。
IPv4 255.255.255.255
IPv6 ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff:ffff
従って、2128÷232=296となります。
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04
設問から、IPv4アドレスは32ビットで、IPv6アドレスは128ビットであることがわかります。
IPv6アドレスで表示できるアドレスの数はIPv4アドレスで表示できる数の何倍かについては、
2128÷232で求めることができます。
2128-32=296になりますので、5が正解です。
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