技術士の過去問
平成28年度(2016年)
基礎科目「解析に関するもの」 問17

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

技術士 第一次試験 平成28年度(2016年) 基礎科目「解析に関するもの」 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示す支持条件の異なる3つのはり( a )、( b )、( c )を考える。3つのはりの材料及び断面の形状と寸法は全て同じである。
これらのはり( a )、( b )、( c )の最も小さい固有振動数をそれぞれfa,fb、fcとすると、fa,fb、fcに関する大小関係として、正しいものはどれか。
ただし、はりのせん断変形は無視できるものとする。
問題文の画像
  • fb < fa < fc
  • fa < fc < fb
  • fa < fb < fc
  • fb < fc < fa
  • fc < fa < fb

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

梁の固有振動数は、片持ち梁が最も小さく、次が両端支持、
最も大きいのが両端固定(両持ち)になります。

したがって、 fb < fa < fc となるので、
1が正解です。

参考になった数26

02

梁の固有振動数に関する問題です。
各選択肢の固有振動数を比較します。

強く固定されているものほど固有振動数が大きくなります。
つまり、片持ち梁が一番小さく、両持ち梁が一番大きくなります。

よって、fb < fa < fcとなり、1が正解です。

参考になった数20

03

正解は1です。

固有振動数は以下の式で与えられます。

f=λ2/(2πl2) √(EI/Aρ)

l…針の長さ

E…ヤング率

I…断面2次モーメント

A…断面積

ρ…密度

条件よりこれらの値はすべて同じでλ(振動数係数)だけ違います、大小関係はどうなっていますか?という問題です。

なので結局のところ暗記していなくてはわかりません。

fa:支持ー支持 λ=3.14

fb:固定ー自由 λ=1.875

fc:固定ー固定 λ=4.730

よってfb<fa<fcとなります。

参考になった数7