技術士の過去問
平成29年度(2017年)
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問25
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問題
技術士 第一次試験 平成29年度(2017年) 基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問25 (訂正依頼・報告はこちら)
環境管理に関する次のA~Dの記述について、それぞれの正誤の組合せとして、最も適切なものはどれか。
( A ) ある製品に関する資源の採取から製造使用、廃棄、輸送など全ての段階を通して環境影響を定量的かつ客観的に評価する手法をライフサイクルアセスメントという。
( B ) 公害防止のために必要な対策をとったり、汚された環境を元に戻したりするための費用は、汚染物質を出している者が負担すべきという考え方を汚染者負担原則という。
( C ) 生産者が製品の生産・使用段階だけでなく、廃棄・リサイクル段階まで責任を負うという考え方を拡大生産者責任という。
( D ) 事業活動において環境保全のために投資した経費が、税法上適切に処理されているかどうかについて、公認会計士が監査することを環境監査という。
( A ) ある製品に関する資源の採取から製造使用、廃棄、輸送など全ての段階を通して環境影響を定量的かつ客観的に評価する手法をライフサイクルアセスメントという。
( B ) 公害防止のために必要な対策をとったり、汚された環境を元に戻したりするための費用は、汚染物質を出している者が負担すべきという考え方を汚染者負担原則という。
( C ) 生産者が製品の生産・使用段階だけでなく、廃棄・リサイクル段階まで責任を負うという考え方を拡大生産者責任という。
( D ) 事業活動において環境保全のために投資した経費が、税法上適切に処理されているかどうかについて、公認会計士が監査することを環境監査という。
- ( A )正 ( B )正 ( C )正 ( D )誤
- ( A )誤 ( B )誤 ( C )誤 ( D )正
- ( A )誤 ( B )正 ( C )正 ( D )誤
- ( A )正 ( B )正 ( C )誤 ( D )正
- ( A )正 ( B )誤 ( C )誤 ( D )誤
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この過去問の解説 (3件)
01
製品・サービスのライフサイクル全体またははその各段階における環境負荷を定量的に評価する手法のことを言います。
(B)正しいです。
公害防止のために必要な対策を取ったり、汚された環境を元に戻すための費用は、汚染物質を出している者が負担すべきという考え方のことを言います。
(C)正しいです。
経済協力開発機構が提唱した考え方であり、生産者が使用済み製品を回収、リサイクルまたは廃棄し、その費用も負担しなければなりません。
(D)間違いです。
企業がみずから定めた環境管理計画がISO規格に適っているかどうかを独自に点検することを環境監査と呼びます。税法上の監査ではなく、また公認会計士が監査するものではありません。
よって、(A)正、(B)正、(C)正、(D)誤なので、1が正解です。
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02
(A)正しいです。
製品やサービスのライフサイクル全体又は各段階における環境負荷を定量的かつ客観的に評価する手法のことを「ライフサイクルアセスメント」といいます。
(B)正しいです。
公害防止のために必要な対策を採るための費用や汚された環境を元に戻すための費用は、汚染物質を出している者が負担すべきであるという考え方を「汚染者負担原則」といいます。
(C)正しいです。
生産者が使用済製品のリサイクルや廃棄について、その費用も含めて責任を負うという考え方を「拡大生産者責任」といいます。経済協力開発機構が提唱した考え方でもあります。
(D)間違いです。
企業がみずから定めた環境管理計画がISO規格に適っているかどうかを独自に点検することを「環境監査」といいます。税法上の処理についての適切性を監査するものではなく、また、公認会計士が監査するものでもありません。
よって、適切な組み合わせの1が正解となります。
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03
正解は1です。
A 正しいです。
ライフサイクルアセスメント(LCA)
https://tenbou.nies.go.jp/science/description/detail.php?id=57#:~:text=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%EF%BC%88LCA%EF%BC%9ALife,%E8%A9%95%E4%BE%A1%E3%81%99%E3%82%8B%E6%89%8B%E6%B3%95%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
B正しいです。
汚染者負担原則はPPPともいわれ、OECDにおいて採択されました。
https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/yougo/kw20.html#:~:text=%E7%92%B0%E5%A2%83%E6%B1%9A%E6%9F%93%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%88,%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%82%E3%82%8B%E3%80%82
C正しいです。
要するに、作りっぱなしにするなよ、ということです。
https://www.env.go.jp/policy/hakusyo/h23/html/hj11020303.html#:~:text=%E6%8B%A1%E5%A4%A7%E7%94%9F%E7%94%A3%E8%80%85%E8%B2%AC%E4%BB%BB%EF%BC%88EPR,%E3%82%92%E8%B2%A0%E3%81%86%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E8%80%83%E3%81%88%E6%96%B9%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
D間違いです。
環境監査は企業の経営方針を環境面からチェックすることですが、税制上のものではなく公認会計士が監査するものではありません。
https://www.env.go.jp/policy/j-hiroba/04-1.html#:~:text=%EF%BC%91%EF%BC%8E%20%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%81%AF&text=%E3%81%BE%E3%81%9F%E3%80%81%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%9F%E8%87%AA%E4%B8%BB%E7%9A%84%E3%81%AA,%E3%81%8C%E6%9C%9F%E5%BE%85%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
従って、以下の通りとなりますので1となります。
( A )正 ( B )正 ( C )正 ( D )誤
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