技術士の過去問
平成30年度(2018年)
基礎科目「解析に関するもの」 問18

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問題

技術士 第一次試験 平成30年度(2018年) 基礎科目「解析に関するもの」 問18 (訂正依頼・報告はこちら)

長さ2m、断面積100mm2の弾性体からなる棒の上端を固定し、下端を4kNの力で下方に引っ張ったとき、この棒に生じる伸びの値はどれか。ただし、この弾性体のヤング率は200GPaとする。なお、自重による影響は考慮しないものとする。
  • 0.004mm
  • 0.04mm
  • 0.4mm
  • 4mm
  • 40mm

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この過去問の解説 (4件)

01

弾性体の力学に関する問題です。

フックの法則より、
ε = σ/E
(ε:ひずみ、σ:応力、E:ヤング率)

応力ひずみ関係より、
λ = εL、 σ = F/A
(λ:伸び、L:部材長、F:力、A:断面積)

上記の式を用いて、伸びを算出します。
応力 σ = F/A = 4×10³[N] / 100×10⁻⁶ [m²] = 4×10⁷ [N/m]
ひずみ ε = σ/E = 4×10⁷[N/m] / 200×10⁹ [Pa] = 2×10⁻⁴
伸び λ = εL = 2×10⁻⁴ × 2 [m] = 4×10⁻⁴[m] = 0.4[mm]

よって伸びは 0.4 mm です。

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02

棒の伸びに関する問題です。

 

伸びの式は以下で定義されます。

 

λ=(P×L)÷(A×E)

 

λ:伸び

A:棒の断面積 (100mm2 = 100×10-6m2)

E:ヤング率 (200GPa = 200×109Pa)

P:荷重 (4kN = 4×103N)

L:棒の長さ (2m)

 

したがって、伸び(λ)は

λ=(4×103×2)÷(100×10-6×200×109)

=0.0004m=0.4mm

よって、0.4mmが正解になります。

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03

棒の伸びに関する問題です。

 

<棒の伸び λ>

λ = εL

(λ:伸び、L:部材長)

 

<フックの法則>

ε = σ/E

(ε:ひずみ、σ:応力、E:ヤング率)

 

<応力の関係式>

σ = P/A

(P:力、A:断面積)

 

これらの関係式より、伸びの式は以下で定義されます。

 

λ=(P×L)÷(A×E)

 

λ:伸び

A:棒の断面積 (100mm2 = 100×10-6m2)

E:ヤング率 (200GPa = 200×109Pa)

P:荷重 (4kN = 4×103N)

L:棒の長さ (2m)

 

したがって、伸び(λ)は

λ=(4×103×2) ÷ (100×10-6×200×109)

=0.0004m=0.4mm

よって、 0.4mm が正解になります。

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04

弾性体に対する材料力学の問題になります。

 

ヤング率(弾性係数)の公式 E=σ/ε (σ:応力、ε:ひずみ) を用いて、伸びを求めます。

σ=F/A(F:力、A:断面積)、ε=λ/L(λ:伸び、L:部材長)をヤング率の公式に当てはめると、

E=F*L/A*λ

となります。

これをλ(伸び)について求めると、

λ=F*L/A*E

となります。

本問題に明示されている数値を代入し、算出します。

λ=(4×10³[N] × 2 [m] ) / (100×10⁻⁶ [m²] × 200×10⁹ [Pa] ) = 4×10⁻⁴[m] = 0.4[mm]

 

よって正解は、0.4mmとなります。

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