技術士の過去問
平成30年度(2018年)
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問30
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問題
技術士 第一次試験 平成30年度(2018年) 基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問30 (訂正依頼・報告はこちら)
技術者を含むプロフェッション(専門職業)やプロフェッショナル(専門職業人)の倫理や責任に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- プロフェッショナルは自らの専門知識と業務にかかわる事柄について、一般人よりも高い基準を満たすよう期待されている。
- 倫理規範はプロフェッションによって異なる場合がある。
- プロフェッショナルには、自らの能力を超える仕事を引き受けてはならないことが道徳的に義務付けられている。
- プロフェッショナルの行動規範は変化する。
- プロフェッショナルは、職務規定の中に規定がない事柄については責任を負わなくてよい。
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この過去問の解説 (4件)
01
1.適切です
技術者には、自らの専門分野において、高い技術力が求められることから、正しい記述です。
2.適切です
倫理規範は、専門分野によって異なる場合があることから、正しい記述です。
3.適切です
技術者は、自らの力量の及ぶ範囲の仕事に携わり、確証のない仕事には携わってはなりません。
よって、正しい記述です。
4.適切です
社会や技術の変化に伴い、行動規範も変化しますから、正しい記述です。
5.不適切です
技術者は、技術者倫理に則り、責任を負わなければなりません。
よって、5が正解です。
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02
<正解>5
[解説]
プロフェッション(専門職業)やプロフェッショナル(専門職業人)の
倫理や責任に関する問題です。
各記述内容の正誤は以下のとおりです。
1.適切な記述です。
プロフェッショナル(専門職業人)は、
自らの専門知識と業務に係る事柄については、
通常、一般人よりも高い基準を満たすよう期待されています。
よって、適切な記述です。
2.適切な記述です。
倫理規範は、倫理規範は職務上守らなければならない行動基準
のことをいい、職務領域や専門分野によって異なります。
よって、適切な記述です。
3.適切な記述です。
プロフェッショナル(専門職業人)には、
自らの能力を超える仕事を引き受けてはならないことが
道徳的に義務付けられています。
技術士倫理綱領においても「技術士は、自分の力量が及び範囲の業務を行い、確信のない業務には携わらない。」とされています。
よって、適切な記述です。
4.適切な記述です。
社会の変化や技術革新などによって、
プロフェッショナル(専門職業人)の行動規範も変化します。
よって、適切な記述です。
5.不適切な記述です。
プロフェッショナル(専門職業人)は、
職務規定の中に規定がない事柄についても
技術者の倫理に従って責任を負うことがあります。
よって、不適切な記述です。
したがって、不適切な記述は5となり、5が正解となります。
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03
技術者倫理に関する正誤問題です。
1.適切です
プロフェッショナルは特定の分野において、課題を自己完結できる人を指し
一般人よりも高い基準を満たすよう期待されています。
2.適切です
倫理規範は職務上守らなければならない行動基準のことです。
職務毎に倫理規範は異なります。
3.適切です
プロフェッショナルは、自らの仕事を確実にこなす必要があるため、自らの能力を
超える場合は引き受けてはいけません。
4.適切です
プロフェッショナルの行動規範は周囲をとりまく世界の状況により変化する可能性があります。
5.不適切です
プロフェッショナルは、職務規定の中に規定がない事項についても、技術者の倫理に照らして責任を負う必要があります。
したがって、5が正解となります。
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04
技術者における倫理や責任関する問題です。
1.適切です。
技術者は、専門的な高い技術力を求められます。
2.適切です。
専門分野ごとに倫理規範が異なります。
3.適切です。
技術者は、自らの能力を把握した上でその範囲内での仕事に携わり、遂行出来る保証の無い仕事は引き受けてはなりません。
4.適切です。
技術者の行動規範は社会の流れや技術能力の進歩によって変化します。
5.不適切です。
技術者は職務規程以外にも技術者倫理に則った責任を負う必要があります。
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