技術士の過去問
令和元年度(2019年)
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問8
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問題
技術士 第一次試験 令和元年度(2019年) 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
二分探索木とは、各頂点に1つのキーが置かれた二分木であり、任意の頂点vについて次の条件を満たす。
(1)vの左部分木の頂点に置かれた全てのキーが、vのキーより小さい。
(2)vの右部分木の頂点に置かれた全てのキーが、vのキーより大きい。
以下では空の二分探索木に、8、12、5、3、10、7、6の順に相異なるキーを登録する場合を考える。最初のキー8は二分探索木の根に登録する。次のキー12は根の8より大きいので右部分木の頂点に登録する。次のキー5は根の8より小さいので左部分木の頂点に登録する。続くキー3は根の8より小さいので左部分木の頂点5に分岐して大小を比較する。比較するとキー3は5よりも小さいので、頂点5の左部分木の頂点に登録する。以降同様に全てのキーを登録すると下図に示す二分探索木を得る。
キーの集合が同じであっても、登録するキーの順番によって二分探索木が変わることもある。下図と同じ二分探索木を与えるキーの順番として、最も適切なものはどれか。
(1)vの左部分木の頂点に置かれた全てのキーが、vのキーより小さい。
(2)vの右部分木の頂点に置かれた全てのキーが、vのキーより大きい。
以下では空の二分探索木に、8、12、5、3、10、7、6の順に相異なるキーを登録する場合を考える。最初のキー8は二分探索木の根に登録する。次のキー12は根の8より大きいので右部分木の頂点に登録する。次のキー5は根の8より小さいので左部分木の頂点に登録する。続くキー3は根の8より小さいので左部分木の頂点5に分岐して大小を比較する。比較するとキー3は5よりも小さいので、頂点5の左部分木の頂点に登録する。以降同様に全てのキーを登録すると下図に示す二分探索木を得る。
キーの集合が同じであっても、登録するキーの順番によって二分探索木が変わることもある。下図と同じ二分探索木を与えるキーの順番として、最も適切なものはどれか。
- 8、5、7、12、3、10、6
- 8、5、7、10、3、12、6
- 8、5、6、12、3、10、7
- 8、5、3、10、7、12、6
- 8、5、3、12、6、10、7
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この過去問の解説 (3件)
01
二分探索木に関する問題です。
選択肢を条件に沿って配列すると、下記のようになります。
①
8
5 12
3 7 10
6
②
8
5 10
3 7 12
6
③
8
5 12
3 6 10
7
④
8
5 10
3 7 12
6
⑤
8
5 12
3 6 10
7
したがって、1が正解となります。
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02
① 8
5 12
3 7 10
6
となり、1が図と同じになります。
② 8
5 10
3 7 12
6
③ 8
5 12
3 6 10
7
④ 8
5 10
3 7 12
6
⑤ 8
5 12
3 6 10
7
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03
<正解>1
[解説]
二分探索木に関する問題です。
問題文に与えられた条件で各選択肢を検討していきます。
問題文では、8、12、5、3、10、7、6の順にキーを登録しており、
まず、8の右に12、8の左に5が登録されています。
選択肢1から5の中で8の右に12が登録されるのは、1と3と5になります。
次に5の右に7、5の左に3が登録されています。
選択肢1、3、5のうち右に7が登録されるのは、1になります。
よって、1が正解となります。
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