技術士の過去問
令和元年度(2019年)
基礎科目「情報・論理に関するもの」 問9

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問題

技術士 第一次試験 令和元年度(2019年) 基礎科目「情報・論理に関するもの」 問9 (訂正依頼・報告はこちら)

表1は、文書A〜文書F中に含まれる単語とその単語の発生回数を示す。ここでは問題を簡単にするため、各文書には単語1、単語2、単語3の3種類の単語のみが出現するものとする。各文書の特性を、出現する単語の発生回数を要素とするベクトルで表現する。
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この過去問の解説 (3件)

01

空間距離に関する計算問題です。

設問の計算式に従って、文書Aと各文書との距離を計算すると、以下のようになります。

文書B:0.190

文書C:0.089

文書D:0.000

文書E:0.355

文書F:0.381

以上より、Dが最も0に近いことがわかります。

このように計算で求めることも可能ですが、表1に示された各文書と単語の発生回数のベクトルの向きを見ると、文書Aと文書Dのベクトルの向きが同じ(成分比が同じ)なので、空間距離は0となる探し方もできます。

文書Aに最も類似する文書は文書Dとなり、3が正解となります。

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02

<正解>3

[解説]

ベクトルの計算の問題です。

問題文の計算指示に従って、

文書Aとその他の文書の距離を計算すると以下のとおりとなります。

文書B:0.18986…

文書C:0.08862…

文書D:0

文書E:0.35509…

文書F:0.38105…

これより、文書Dが最も0に近いものとなります。

よって、3が正解となります。

なお、これとは別に、文書Aと各文書の要素を比較すると

文書Dの要素が文書Aの要素を3倍したものであることが

分かりますので、両者の距離が0ということを導くことができます。

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03

文書Aとの距離を求めるため、Aとそれぞれの文書との内積とノルムを求めます。

   文書A  文書B  文書C  文書D  文書E  文書F
A・X  62    23   503   186    19   169
|Y|^2 √62  √13  √4913  √558  √14  √1349
距離  0   0.190  0.089  0.025  0.966  0.415

Aとの距離が一番近いのは、Aを除くとDです。
よって、 文書D です。

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