技術士の過去問
令和元年度(2019年)再試験
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4
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問題
技術士 第一次試験 令和元年度(2019年)再試験 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
大規模プロジェクトの工程管理の方法の一つであるPERTに関する次の( ア )~( エ )の記述について、それぞれの正誤の組合せとして、最も適切なものはどれか。
( ア )PERTでは、プロジェクトを構成する作業の先行関係を表現するのに、矢線と結合点(ノード)とからなるアローダイヤグラムを用い、これに基づいて作業工程を計画・管理する。
( イ )アローダイヤグラムにて、結合点(ノード)i 、結合点(ノード)j 間の矢線で表される作業 i j を考える。なお、矢線の始点を i 、終点を j とする。このとき、j の最遅結合点時刻と i の最早結合点時刻の時間差が、作業 i j の所要時間と等しい場合、この作業はクリティカルな作業となる。
( ウ )プロジェクト全体の工期を遅延させないためには、クリティカルパス上の作業は、遅延が許されない。
( エ )プロジェクト全体の工期の短縮のためには、余裕のあるクリティカルでない作業を短縮することが必要になる。
( ア )PERTでは、プロジェクトを構成する作業の先行関係を表現するのに、矢線と結合点(ノード)とからなるアローダイヤグラムを用い、これに基づいて作業工程を計画・管理する。
( イ )アローダイヤグラムにて、結合点(ノード)i 、結合点(ノード)j 間の矢線で表される作業 i j を考える。なお、矢線の始点を i 、終点を j とする。このとき、j の最遅結合点時刻と i の最早結合点時刻の時間差が、作業 i j の所要時間と等しい場合、この作業はクリティカルな作業となる。
( ウ )プロジェクト全体の工期を遅延させないためには、クリティカルパス上の作業は、遅延が許されない。
( エ )プロジェクト全体の工期の短縮のためには、余裕のあるクリティカルでない作業を短縮することが必要になる。
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:正 ウ:正 エ:誤
- ア:正 イ:誤 ウ:誤 エ:誤
- ア:誤 イ:誤 ウ:誤 エ:正
- ア:誤 イ:正 ウ:正 エ:正
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この過去問の解説 (3件)
01
イ.正しい
ウ.正しい
エ.クリティカルパスの期間で工期が決まるため、
余裕のある作業を短縮しても工期の短縮には繋がりません。
誤りです。
よって答えは2です。
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02
<正解>2
[解説]
PERTに関する記述内容についての正誤の組み合わせ問題です。
(ア)から(エ)の記述内容の正誤は以下のとおりです。
(ア)正しい記述内容です。
PERT図では、プロジェクトを構成する作業単位に分解して、
それらの先行関係を表現するため、
矢線と結合点(ノード)とからなるアローダイヤグラムを用い、
これに基づいて作業工程を計画・管理します。
よって、正しい記述内容です。
(イ)正しい記述内容です。
アローダイヤグラムにて、
結合点(ノード)i 、結合点(ノード)j 間の矢線で表される作業 i j を考える場合
(矢線の始点を i 、終点を j とします)において、
j の最遅結合点時刻と i の最早結合点時刻の時間差が、
作業 i j の所要時間と等しいとき、
この作業はクリティカルな作業(クリティカルパス)となります。
よって、正しい記述内容です。
(ウ)正しい記述内容です。
プロジェクト全体の工期を遅延させないためには、
クリティカルパス上の作業を遅延させないことが必要です。
よって、正しい記述内容です。
(エ)誤った記述内容です。
プロジェクト全体の工期はクリティカルパス上の作業時間に左右されますので、
工期を短縮するためには、クリティカルパス上の作業を短縮することが必要になります。
よって、誤った記述内容です。
これらのことから、組み合わせは、
(ア)正 (イ)正 (ウ)正 (エ)誤
となります。
以上を踏まえて、各選択肢を検討すると以下のとおりとなります。
1 (ア)が誤となっているため、
不適切な組み合わせとなります。
2 (ア)から(エ)の全てが合致しているため、
適切な組み合わせとなります。
3 (イ)と(ウ)が誤となっているため、
不適切な組み合わせとなります。
4 (ア)から(エ)の全てが合致していないため、
不適切な組み合わせとなります。
5 (ア)が誤、(エ)が正となっているため、
不適切な組み合わせとなります。
よって、2が正解となります。
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03
イ 〇
ウ 〇
エ 余裕のないクリティカルな作業を短縮しなければ意味がないため、不適切です。
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