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技術士の過去問 令和2年度(2020年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問5

問題

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製図法に関する次の(ア)から(オ)の記述について、それぞれの正誤の組合せとして、最も適切なものはどれか。

(ア) 第三角法の場合は、平面図は正面図の上に、右側面図は正面図の右にというように、見る側と同じ側に描かれる。
(イ) 第一角法の場合は、平面図は正面図の上に、左側面図は正面図の右にというように、見る側とは反対の側に描かれる。
(ウ) 対象物内部の見えない形を図示する場合は、対象物をある箇所で切断したと仮定して、切断面の手前を取り除き、その切り口の形状を、外形線によって図示することとすれば、非常にわかりやすい図となる。このような図が想像図である。
(エ) 第三角法と第一角法では、同じ図面でも、違った対象物を表している場合があるが、用いた投影法は明記する必要がない。
(オ) 正面図とは、その対象物に対する情報量が最も多い、いわば図面の主体になるものであって、これを主投影図とする。したがって、ごく簡単なものでは、主投影図だけで充分に用が足りる。
   1 .
ア:正  イ:正  ウ:誤  エ:誤  オ:誤
   2 .
ア:誤  イ:正  ウ:正  エ:誤  オ:誤
   3 .
ア:誤  イ:誤  ウ:正  エ:正  オ:誤
   4 .
ア:誤  イ:誤  ウ:誤  エ:正  オ:正
   5 .
ア:正  イ:誤  ウ:誤  エ:誤  オ:正
( 技術士 第一次試験 令和2年度(2020年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問5 )
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この過去問の解説 (3件)

16

製図法に関する問題です。技術士としての基礎知識ですので、よく問われます。この問題は、単なる正誤選択ではなく、「(ア)〜(オ)の正誤の組み合わせ」について、正しいものを一つ選ぶ、という問題です。このような問題では、まず、(ア)〜(オ)の項目を一つずつ丁寧に読み、正しいかどうか判断します。続いて、組み合わせをきちんと書き出して、その組み合わせと一致する選択肢を選ぶようにします。項目ごとの正誤判断ももちろん重要ですが、続くこの過程でもミスが起こりやすいので注意しましょう。

(ア):これは記述の通り正しいです。

(イ):これは誤った記述になります。「平面図は正面図の上に」という部分が誤りになります。第一角法では、平面図は正面図の下に描きます。

(ウ):これも誤った記述となります。対象部内部の見えない形を図示する場合に用いるのは断面図となります。

(エ):こちらも誤りとなります。図面には必ず、どちらの投影図法を用いたかの記載が必要です。

(オ):こちらは、記述の通り正しいです。

以上の正誤を正しく並べると、正解選択肢は5. となります。

付箋メモを残すことが出来ます。
9
(ア)正しいです。第三角法は平面図なら上から、右側面図なら右から見えている形状をそのまま描きます。日本では機械製図に第三角法を用いることをJISで規定しています。

(イ)平面図は正面図の上に、という点が誤りです。
第一角法は見る側から見えている形状を反対側の面に描きますので、
平面図は上から見える図を正面図の下に描き、
左側面図は左側から見える図を正面図の右側に描きます。

(ウ)想像図である、という点が誤りです。
対象物内部の見えない形を図示する場合は、切断面の切り口を外形図で示し、実体の部分を斜線で示します。
このような図を断面図と言います。

(エ)誤りです。図面には必ず第三角法もしくは第一角法を識別するための投影法の記載が必要です。

(オ)正しいです。例えば、四角形状の鋼板は、四角形状の主投影図だけで後は板厚のみ記入すれば用が足ります。

したがって、5が正解になります。

6

<正解>5

[解説]

製作図に関する記述の正誤の組合せ問題です。

各記述内容の正誤は以下のとおりです。

(ア)正しい記述内容です。

第三角法の場合は、

平面図は正面図の上に、

右側面図は正面図の右に

というように、見る側と同じ側に描かれます。

なお、日本では機械製図に第三角法を用いることをJISで規定しています。

よって、正しい記述内容です。

(イ)誤った記述内容です。

第一角法の場合は、

平面図は正面図の下に、

左側面図は正面図の右側に

というように、見る側から反対側の面に描きます。

よって、「平面図は正面図の上に」というのは、誤った記述内容です。

(ウ)誤った記述内容です。

対象物内部の見えない形を図示する場合、

対象物をある箇所で切断したと仮定して、

切断面の手前を取り除き、

その切り口の形状を外形線によって図示すると、

非常にわかりやすい図となります。

このような図を断面図といいます。

よって、「想像図」としている記述が誤りです。

(エ)誤った記述内容です。

第三角法と第一角法では、

同じ図面でも違った対象物を表している場合があります。

そのため、図面には、

必ず第三角法又は第一角法を識別するための投影法の記載が必要です。

よって、「用いた投影法は明記する必要がない。」というのが誤った内容です。

(オ)正しい記述内容です。

正面図は、その対象物に対する情報量が最も多く、

図面の主体になるものです。

これを主投影図といいます。

ごく簡単なものでは、主投影図だけで充分であることがありえます。

よって、正しい記述内容です。

これらを踏まえて、各選択肢を検討すると以下のとおりとなります。

1 (イ)が正、(オ)が誤となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

2 (エ)以外は合致していないため、

不適切な組み合わせとなります。

3 (イ)以外は合致していないため、

不適切な組み合わせとなります。

4 (ア)が誤、(エ)が正となっているため、

不適切な組み合わせとなります。

5 (ア)から(オ)の全てが合致しているため、

適切な組み合わせとなります。

よって、5が正解となります。

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