技術士の過去問
令和3年度(2021年)
基礎科目「解析に関するもの」 問16

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問題

技術士 第一次試験 令和3年度(2021年) 基礎科目「解析に関するもの」 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

下図に示すように断面積0.1m2、長さ2.0mの線形弾性体の棒の両端が固定壁に固定されている。この線形弾性体の縦弾性係数を2.0×103MPa、線膨張率を1.0×10-4K-1とする。最初に棒の温度は一様に10°Cで棒の応力はゼロであった。その後、棒の温度が一様に30°Cとなったときに棒に生じる応力として、最も適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 2.0MPaの引張応力
  • 4.0MPaの引張応力
  • 4.0MPaの圧縮応力
  • 8.0MPaの引張応力
  • 8.0MPaの圧縮応力

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

まず熱膨張率(=ひずみ)を求めます。

20℃上昇したので

ε=1.0×10-4×20=2.0×10-3

応力σとひずみεの関係はフックの法則より

σ=Eε=2.0×10-3×2.0×103=4.0[MPa]

温度を上げた場合圧縮応力となり、下げた場合は引張応力となります。

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02

応力ひずみ関係です。

選択肢3. 4.0MPaの圧縮応力

10℃から30℃は、20℃上昇したので

ひずみε=1.0×10-4(K-1)×20(K)=2.0×10-3

応力ひずみ関係より

σ=Eε=2.0×10-3(MPa)×2.0×103=4.0[MPa]

膨張しているので、圧縮応力がはたらきます。

まとめ

応力ひずみ関係をおさえます。

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