技術士の過去問
令和3年度(2021年)
基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問27

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問題

技術士 第一次試験 令和3年度(2021年) 基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

エネルギー情勢に関する次の記述の、(   )に入る数値の組合せとして、最も適切なものはどれか。

日本の総発電電力量のうち、水力を除く再生可能エネルギーの占める割合は年々増加し、2018年度時点で約( ア )%である。特に、太陽光発電の導入量が近年着実に増加しているが、その理由の1つとして、そのシステム費用の低下が挙げられる。実際、国内に設置された事業用太陽光発電のシステム費用はすべての規模で毎年低下傾向にあり、10kW 以上の平均値(単純平均)は、2012年の約42万円/kWから2020年には約( イ )万円/kWまで低下している。一方、太陽光発電や風力発電の出力は、天候等の気象環境に依存する。例えば、風力発電で利用する風のエネルギーは、風速の( ウ )乗に比例する。
  • ア:9  イ:25  ウ:3
  • ア:14  イ:25  ウ:3
  • ア:14  イ:15  ウ:3
  • ア:9  イ:25  ウ:2
  • ア:14  イ:15  ウ:2

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1です。

水力を除く再生可能エネルギーの割合は2018年では9%です。ちなみに2021年では10.3%となっていました。

風のエネルギーは風速をVとすると

P=1/2 mV2=1/2(ρAV)V2=1/2 ρAV3

※m(空気の質量)ρ(空気の密度)A(風車の風受面積)

となり3倍に比例します。

ここまでで回答は特定できました。太陽光のシステム費用ですが、経済産業省の資料によると

事業用太陽光発電のシステム費用はすべての規模で毎年低下傾向にあり、2020年に設置された10kW以上の 平均値(単純平均)は25.3万円/kW(中央値は23.8万円/kW)となり、前年 より1.0万円/kW (3.8%)低減した。(以下略)

とあります。ちなみに2021年の資料だと25.0万円に微減していました。

上記の通りこの手の数値は毎年変化しますので、古い過去問などを解くときは最新の数値をチェックしてみてください。

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02

再生可能エネルギーに関する問題です。

選択肢1. ア:9  イ:25  ウ:3

水再生可能エネルギーの割合は2018年では9%です。2021年では10.3%です。固定価格買取制度により、今後も増えていくことが想定されます。

 

太陽光発電に要する費用は2020年には25.3万円/kW であり、年々低下傾向にあります。

 

風のエネルギーは、P=1/2 ρAV3 となり3倍に比例します。

まとめ

9 25 3 が正解です。

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