技術士の過去問
令和3年度(2021年)
適性科目 問36

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問題

技術士 第一次試験 令和3年度(2021年) 適性科目 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

AIに関する研究開発や利活用は今後飛躍的に発展することが期待されており、AIに対する信頼を醸成するための議論が国際的に実施されている。我が国では、政府において、「AI-Readyな社会」への変革を推進する観点から、2018年5月より、政府統一のAI社会原則に関する検討を開始し、2019年3月に「人間中心のAI社会原則」が策定・公表された。また、開発者及び事業者において、基本理念及びAI社会原則を踏まえたAI 利活用の原則が作成・公表された。
以下に示す(ア)〜(コ)の記述のうち、AIの利活用者が留意すべき原則にあきらかに該当しないものの数を選べ。

(ア)適正利用の原則
(イ)適正学習の原則
(ウ)連携の原則
(エ)安全の原則
(オ)セキュリティの原則
(カ)プライバシーの原則
(キ)尊厳・自律の原則
(ク)公平性の原則
(ケ)透明性の原則
(コ)アカウンタビリティの原則
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この過去問の解説 (2件)

01

正解は1で「不適切なものはない」=「すべて該当する」になります。

この手の出題形式を「羅列型」と呼んでいますが、よほど変な項目がない限りすべて正しいものと判断してよいと思います。

2019年3月公表の「人間中心のAI社会原則」とは以下の文献です。

https://www8.cao.go.jp/cstp/aigensoku.pdf

抜粋すると以下のように書いてあります。

AI 社会原則

(1)人間中心の原則、(2)教育・リテラシーの原則、(3)プライバシー確保の原則 (4)セキュリティ確保の原則、(5)公正競争確保の原則 (6)公平性、説明責任及び透明性の原則、(7)イノベーションの原則

たとえば「安全の原則」は上記に含まれてませんが、序文やイノベーションの項目で言及があります。

アカウンタビリティは説明責任のことですし、尊厳については基本理念で言及があります。

全ては書ききれませんが、文献でいずれも言及されているため正解は1となります。

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02

AI利活用の原則に関する基礎的問題ですが、

サービス問題で且つ、ひっかけ問題とも言えます。

なお問題文をよく読めば回答は比較的に簡単かと思います。

ア~コまでの記述は、全て利活用の原則に該当しています。

なお、国の統合イノベーション戦略推進会議にて、

AI社会原則*についても公開されています。

https://www8.cao.go.jp/cstp/aigensoku.pdf

選択肢1. 0

ア~コの記述が全て該当しますから、本選択肢が正解です。

まとめ

今後同様な問題が出る可能性もありますので、国の上記資料を一度読んでおくことをお薦めします。

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