技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問16 (基礎科目「解析に関するもの」 問4)

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問16(基礎科目「解析に関するもの」 問4) (訂正依頼・報告はこちら)

両端にヒンジを有する2つの棒部材ACとBCがあり、点Cにおいて鉛直下向きの荷重Pを受けている。棒部材ACとBCに生じる軸方向力をそれぞれN1と N2とするとき、その比N1/N2として、適切なものはどれか。なお、棒部材の伸びは微小とみなしてよい。
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この過去問の解説 (3件)

01

水平方向の力の釣り合いを考えます。

1/2 N2=√3/2 N1 より、N1/N2= 1/√3

選択肢2. 1/√3

本選択肢が正解です。

まとめ

力の釣り合いを考えます。

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02

高校(中学)レベルの図形問題となります。tan30度の直角三角形において、長辺ではない残り2つの辺(この問題ではACとBC)の長さは、1:√3となります。応力もそれに応じて、反比例でかかりますから、N1(AC)とN2(BC)の比は、1/√3となります。

選択肢2. 1/√3

N1(AC)とN2(BC)の比は、1/√3となりますから、これが正解です。

まとめ

応力の考え方と、直角三角形の図形理解から容易に回答できる問題です。

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03

1. 問題の構造と条件を整理します。

両端にヒンジがある2つの棒部材 AC と BC が、点 C において鉛直荷重 P を受けている。

部材 AC と BC の水平軸との角度はそれぞれ 30°と 60°で与えられている。

 

2. 力のつり合いを考えます。

点 Cで力のつり合いが成り立つ:

水平方向のつり合い N1cos⁡30°=N2cos⁡60°

鉛直方向のつり合い N1sin⁡30°+N2sin⁡60°=P

 

3. 各式の三角比を代入

三角比を代入すると次のようになります:

cos⁡30°=√3/2、cos60°=1/2

sin30°=1/2、sin60°=√3/2

 

水平方向の式

N1・√3/2=N2・1/2

 

両辺を 2 倍して整理すると:

N1√3=N2

 

よって、

N1=N2/√3

 

4. 比を求めます。

求めたい比は N1/N2​ なので:

 N1/N2​=1/√3

選択肢2. 1/√3

適切です。

まとめ

つり合いの法則を正確に適用することと、三角比比の意味の理解がポイントです。

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