技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問17 (基礎科目「解析に関するもの」 問5)

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問17(基礎科目「解析に関するもの」 問5) (訂正依頼・報告はこちら)

モータの出力軸に慣性モーメントI[kg・m2]の円盤が取り付けられている。この円盤を時間 T[s]の間に角速度ω1[rad/s]からω2[rad/s](ω2>ω1)に一定の角加速度(ω2−ω1)/T で増速するために必要なモータ出力軸のトルク τ[Nm]として適切なものはどれか。ただし、モータ出力軸の慣性モーメントは無視できるものとする。
  • τ = I(ω2−ω1
  • τ = I(ω2−ω1)・T
  • τ = I(ω2−ω1)/T
  • τ = I(ω22−ω12)/2
  • τ = I(ω22−ω12)・T

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この過去問の解説 (3件)

01

前問の応力などの問題と同じく、慣性モーメントに関する基礎的知識に関する問題です。

角加速度に慣性モーメントを乗じると、τ=I(ω2-ω1)/Tとなりますから、正答は明らかです。

選択肢3. τ = I(ω2−ω1)/T

正答が、τ=I(ω2-ω1)/Tですから、本選択肢が回答です。

まとめ

力学関連の基礎知識を試す問題といえます。

参考になった数8

02

角加速度に慣性モーメントを乗じると、トルクとなります。

τ=I(ω2-ω1)/T

選択肢3. τ = I(ω2−ω1)/T

本選択肢が正解です。

まとめ

単位を考えてみましょう。

参考になった数3

03

この問題は、モータ出力軸のトルク τ を求めるもので、運動方程式を利用して解きます。

 

1. 基本の式を確認

モータのトルク τ は、角加速度 α と慣性モーメント I を用いて次の式で表されます。

τ=I⋅α

 

ここで、

τ はトルク [Nm]

I は円盤の慣性モーメント [kg・m2]

α は角加速度 [rad/s2]

 

2. 角加速度 α を計算

角加速度は、角速度の変化率で表されます。

α=ω2​−ω1​​/T

 

ここで、

ω2​ は最終角速度 [rad/s]

ω1 は初期角速度 [rad/s]

T は加速時間 [s]

 

3. トルクの式に代入

トルク τ を計算式に代入します。

τ=I⋅α

これに α=ω2​−ω1/T​​ を代入すると、

τ=I⋅ω2−ω1/T

選択肢3. τ = I(ω2−ω1)/T

適切です。

まとめ

問題文の条件を式に代入し、簡潔にまとめることでミスを防ぎましょう。

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