技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問36 (適性科目 問6)
問題文
技術者にとって安全の確保は重要な使命の1つである。この安全とは、絶対安全を意味するものではなく、リスク(危害の発生確率及びその危害の度合いの組合せ)という数量概念を用いて、許容不可能なリスクがないことをもって、安全と規定している。この安全を達成するためには、リスクアセスメント及びリスク低減の反復プロセスが必要である。安全の確保に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
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問題
技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問36(適性科目 問6) (訂正依頼・報告はこちら)
技術者にとって安全の確保は重要な使命の1つである。この安全とは、絶対安全を意味するものではなく、リスク(危害の発生確率及びその危害の度合いの組合せ)という数量概念を用いて、許容不可能なリスクがないことをもって、安全と規定している。この安全を達成するためには、リスクアセスメント及びリスク低減の反復プロセスが必要である。安全の確保に関する次の記述のうち、不適切なものはどれか。
- リスク低減反復プロセスでは、評価したリスクが許容可能なレベルとなるまで反復し、その許容可能と評価した最終的な「残留リスク」については、妥当性を確認し文書化する。
- リスク低減とリスク評価に関して、「ALARP」の原理がある。「ALARP」とは、「合理的に実行可能な最低の」を意味する。
- 「ALARP」が適用されるリスク水準領域において、評価するリスクについては、合理的に実行可能な限り低減するか、又は合理的に実行可能な最低の水準まで低減することが要求される。
- 「ALARP」の適用に当たっては、当該リスクについてリスク低減をさらに行うことが実際的に不可能な場合、又は費用に比べて改善効果が甚だしく不釣合いな場合だけ、そのリスクは許容可能となる。
- リスク低減方策のうち、設計段階においては、本質的安全設計、ガード及び保護装置、最終使用者のための使用上の情報の3方策があるが、これらの方策には優先順位はない。
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この過去問の解説 (3件)
01
リスク低減対策は技術者にとっても重要な方策となります。
各選択肢の適切さについては、以下のとおりです。
設計段階については、本質的安全設計、ガード及び保護装置、最終使用者のための使用上の情報の順に取組むことが、リスク低減には必要です(不適切であり、本選択肢が正解となります)。
設計段階では、本質的安全設計、ガード及び保護装置、最終使用者のための使用上の情報の順に取組むことが、最重要課題でもあり、技術士としても心がけていく必要があります。
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02
リスク軽減対策に関する問題です。
不適切です。
優先順位があります。
本質的安全設計
ガード及び保護装置
最終使用者のための使用上の情報の順です。
リスク対策は、実務でも重要です。
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03
リスク低減が適用される実際の事例(機械設計や化学プラントなど)を調べることで、設問の内容をより深く理解できます。
適切です。
許容可能なレベルまでリスク低減を反復し、最終的な「残留リスク」を文書化することは、リスク管理の基本的なプロセスです。
適切です。
「ALARP(As Low As Reasonably Practicable)」は、「合理的に実行可能な限り低く」という意味で、リスク低減の指針として使われます。
適切です。
「ALARP」の原理では、リスクを合理的に可能な限り低減する努力が求められます。
適切です。
「ALARP」の適用では、リスク低減にかかるコストが効果に対して不釣合いである場合、そのリスクは許容されると判断されます。
不適切です。
リスク低減には、以下の優先順位が明確に定められています。
本質的安全設計(危険そのものを設計段階で除去する)
ガードや保護装置(危険から利用者を守る)
警告や使用情報(利用者に危険を伝える)
安全に関する問題は実務でも重要なテーマなので、試験対策を通じてしっかり理解を深めていきましょう。
また、設計段階でのリスク低減方法やALARPの概念を短文で説明できるようにすると、記憶が定着します。
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