技術士 過去問
令和4年度(2022年)
問38 (適性科目 問8)

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問題

技術士 第一次試験 令和4年度(2022年) 問38(適性科目 問8) (訂正依頼・報告はこちら)

安全保障貿易管理とは、我が国を含む国際的な平和及び安全の維持を目的として、武器や軍事転用可能な技術や貨物が、我が国及び国際的な平和と安全を脅かすおそれのある国家やテロリスト等、懸念活動を行うおそれのある者に渡ることを防ぐための技術の提供や貨物の輸出の管理を行うことである。先進国が有する高度な技術や貨物が、大量破壊兵器等(核兵器・化学兵器・生物兵器・ミサイル)を開発等(開発・製造・使用又は貯蔵)している国等に渡ること、また通常兵器が過剰に蓄積されることなどの国際的な脅威を未然に防ぐために、先進国を中心とした枠組みを作って、安全保障貿易管理を推進している。
安全保障貿易管理は、大量破壊兵器等や通常兵器に係る「国際輸出管理レジーム」での合意を受けて、我が国を含む国際社会が一体となって、管理に取り組んでいるものであり、我が国では外国為替及び外国貿易法(外為法)等に基づき規制が行われている。安全保障貿易管理に関する次の記述のうち、適切なものの数はどれか。

(ア)自社の営業担当者は、これまで取引のないA社(海外)から製品の大口の引き合いを受けた。A社からすぐに製品の評価をしたいので、少量のサンプルを納入して欲しいと言われた。当該製品は国内では容易に入手が可能なものであるため、規制はないと判断し、商機を逃すまいと急いでA社に向けて評価用サンプルを輸出した。
(イ)自社は商社として、メーカーの製品を海外へ輸出している。メーカーから該非判定書を入手しているが、メーカーを信用しているため、自社では判定書の内容を確認していない。また、製品に関する法令改正を確認せず、5年前に入手した該非判定書を使い回している。
(ウ)自社は従来、自動車用の部品(非該当)を生産し、海外へも販売を行っていた。あるとき、昔から取引のあるA社から、B社(海外)もその部品の購入意向があることを聞いた。自社では、信頼していたA社からの紹介ということもあり、すぐに取引を開始した。
(エ)自社では、リスト規制品の場合、営業担当者は該非判定の結果及び取引審査の結果を出荷部門へ連絡し、出荷指示をしている。出荷部門では該非判定・取引審査の完了を確認し、さらに、輸出・提供するものと審査したものとの同一性や、輸出許可の取得の有無を確認して出荷を行った。
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この過去問の解説 (3件)

01

安全保障に関する問題です。

ア:誤り サンプルでも規制の確認が必要です。

イ:誤り 最新の法令確認が必要です。

ウ:誤り B社の与信調査が必要です。

エ:正しい

選択肢2. 1

正しいのは1つであり、本選択肢が正解です。

まとめ

これも常識的に考えれば正解できるかと思います。

参考になった数13

02

昨今の情勢から、安全保障貿易管理は技術者にとっても重要な課題となっています。問題文ア~エについての回答は、以下のとおりです。

ア:X(サンプルでも同様な扱いが必要です)、イ:X(商社でも判定書の確認が要ります)、ウ:X(B社の調査が必要です)、エ:〇となります。

選択肢2. 1

本選択肢が正解です。

まとめ

安全保障貿易管理についても、技術士として内容把握しておく必要があります。

参考になった数2

03

安全保障貿易管理は、輸出される技術や製品が国際的な平和と安全を脅かす国や団体に渡るのを防ぐための仕組みです。この問題では、各選択肢が安全保障貿易管理の観点から適切かどうかを判断します。

 

(ア)✕
問題点: A社へのサンプル輸出を、十分な審査や確認を行わずに進めています。「国内で入手可能」という理由だけで規制がないと判断するのは不適切です。海外の相手に対して輸出する場合、貨物が規制対象かどうか、また相手が適切かどうかを確認しなければなりません。

(イ)✕
問題点: 該非判定書(製品が規制対象に該当するかを示した文書)を確認せず、古い情報を使い回しているのは不適切です。輸出規制における法令改正は頻繁に行われるため、最新の該非判定書を確認することが必要です。

(ウ)✕
問題点: 取引相手のB社について十分な確認をせず、A社の紹介だけを信用して取引を開始したのは不適切です。相手先の信頼性や輸出が適切かどうかを確認する「取引審査」が求められます。

(エ)○
内容: 該非判定や取引審査の結果を出荷部門に連絡し、輸出品の同一性や許可取得の有無を確認する手続きが適切に行われています。このような社内のチェック体制は安全保障貿易管理において推奨されるものです。

選択肢2. 1

適切です。

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