技術士の過去問
令和5年度(2023年)
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4
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問題
技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問4 (訂正依頼・報告はこちら)
3個の同じ機能の構成要素中2個以上が正常に動作している場合に、系が正常に動作するように構成されているものを2/3多数決冗長系という。
各構成要素の信頼度が0.7である場合に系の信頼度の含まれる範囲として、適切なものはどれか。
ただし、各要素の故障は互いに独立とする。
各構成要素の信頼度が0.7である場合に系の信頼度の含まれる範囲として、適切なものはどれか。
ただし、各要素の故障は互いに独立とする。
- 0.9以上1.0以下
- 0.85以上0.9未満
- 0.8以上0.85未満
- 0.75以上0.8未満
- 0.7以上0.75未満
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この過去問の解説 (3件)
01
2/3多数決冗長系というのを知らなくても諦めないでください。多くの人はおそらく知らないと思います。
”3個の同じ機能の構成要素中2個以上が正常に動作している場合に、系が正常に動作するように構成”と説明してもらっているので、これの通りに計算して求めます。
それぞれの要素の信頼度が0.7(≒70%の確率で正常に動作)になりますので、2つ以上正常に動作する確率を計算します。
それぞれの要素は独立ですので
(1)3つすべての要素が正常の確率
0.7×0.7×0.7 = 0.343
(2)2つの要素が正常の確率
3×(0.7×0.7×0.3) = 0.441
1つ目の要素、2つ目の要素、3つ目の要素のそれぞれが異常になる場合の3通りあるので3をかけ、2つが正常、1つが異常の確率をかけて求めています。
よってあわせて 0.343+0.441 = 0.784 になります。
0.343+0.441 = 0.784 より本選択肢が正解です。
たとえ知識がなくとも問題分に説明されているので、それを理解し回答する能力が問われています。
慌てずに対応しましょう。
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02
信頼度に関する計算問題となります。
2/3多数決冗長系(且つ、信頼度0.7)の場合は、0.7X0.7X(0.7+3X0.3)ですから、0.784となります。
0.784ですから、本選択肢が正解です。
信頼度計算についてもマスターしておく必要があります。
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03
信頼度に関する計算問題です。
0.7の信頼度が作動した場合と、全て作動しなかった場合の和であり、
0.7*0.7*(0.7+3*0.3)=0.784です。
本選択肢が正解です。
信頼度に関する問題でした。
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