技術士の過去問
令和5年度(2023年)
基礎科目「設計・計画に関するもの」 問5
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問題
技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 基礎科目「設計・計画に関するもの」 問5 (訂正依頼・報告はこちら)
次の( ア )〜( エ )の記述と、それが説明する用語の組合せとして、最も適切なものはどれか。
(ア)故障時に、安全を保つことができるシステムの性質
(イ)故障状態にあるか、又は故障が差し迫る場合に、その影響を受ける機能を、優先順位を付けて徐々に終了することができるシステムの性質
(ウ)人為的に不適切な行為、過失などが起こっても、システムの信頼性及び安全性を保持する性質
(エ)幾つかのフォールトが存在しても、機能し続けることができるシステムの能力
(ア)故障時に、安全を保つことができるシステムの性質
(イ)故障状態にあるか、又は故障が差し迫る場合に、その影響を受ける機能を、優先順位を付けて徐々に終了することができるシステムの性質
(ウ)人為的に不適切な行為、過失などが起こっても、システムの信頼性及び安全性を保持する性質
(エ)幾つかのフォールトが存在しても、機能し続けることができるシステムの能力
- ア:フェールセーフ イ:フェールソフト ウ:フールプルーフ エ:フォールトトレランス
- ア:フェールセーフ イ:フェールソフト ウ:フールプルーフ エ:フォールトマスキング
- ア:フェールソフト イ:フォールトトレランス ウ:フールプルーフ エ:フォールトマスキング
- ア:フールプルーフ イ:フォールトトレランス ウ:フェールソフト エ:フォールトマスキング
- ア:フールプルーフ イ:フェールセーフ ウ:フェールソフト エ:フォールトトレランス
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この過去問の解説 (3件)
01
システムの安全、故障に関する問題です。
用語の意味をそのまま回答する問題です。暗記というより大体でも理解していることが問われています。
(ア)故障時に、安全を保つことができるシステムの性質
フェールセーフの説明です。いつか壊れることを想定して壊れた後でも安全に動作・停止するように設計するシステムをいいます。
(イ)故障状態にあるか、又は故障が差し迫る場合に、その影響を受ける機能を、優先順位を付けて徐々に終了することができるシステムの性質
フェールソフトの説明です。システムに障害が発生したときに、機能を全面的に停止させず、一部の機能・性能を落として可能な限りサービスを維持します。
(ウ)人為的に不適切な行為、過失などが起こっても、システムの信頼性及び安全性を保持する性質
フールプルーフの説明です。failをproofするという意味で、不適切行為・過失が使用者にあったとしても使用者を安全に守るシステムの設計のことです。またそもそも誤使用が起こらないようにする取り組みもさします。
(エ)幾つかのフォールトが存在しても、機能し続けることができるシステムの能力
フォールトトレランスの説明です。システムに障害が発生した場合にも正常に機能し続けることであるシステムの耐久性を指します。
以上から本選択肢が正解です。
ちなみにフォールトマスキングは、faultをmasking(隠す)の意味で、システムに障害が発生してもその影響が部に出ないよう制御する仕組みです。
すべての用語について重要ですので、理解しておきましょう。英語の意味から推測もできます。また本番で一部わからないものがあっても諦めずに選択肢を見比べて消去法で消していき少しでも確率をあげましょう。
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02
システムの安全性に関する基礎知識を問う問題です。
ア~エの文章の回答は、以下のとおりです。
ア:フェールセーフ、イ:フェールソフト、ウ:フールプルーフ、エ:フォールトトレランス
ア:フェールセーフ、イ:フェールソフト、ウ:フールプルーフ、エ:フォールトトレランスですから、本選択肢が正解です。
システムの信頼性などの基礎知識・用語やその使い方についても、理解しておく必要があります。
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03
システムに関する問題です。
ア:フェールセーフ
イ:フェールソフト
ウ:フールプルーフ
エ:フォールトトレランス
について説明しています。
本選択肢が正解です。
システムの安全、故障に関する問題でした。
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