技術士 過去問
令和5年度(2023年)
問31 (適性科目 問1)
問題文
技術士法第4章(技術士等の義務)の規定において技術士等に求められている義務・責務に関わる( ア )〜( エ )の説明について、正しいものは○、誤っているものは×として、適切な組合せはどれか。
(ア)業務遂行の過程で与えられる情報や知見は、発注者や雇用主の財産であり、技術士等は守秘の義務を負っているが、依頼者からの情報を基に独自で調査して得られた情報はその限りではない。
(イ)情報の意図的隠蔽は社会との良好な関係を損なうことを認識し、たとえその情報が自分自身や所属する組織に不利であっても公開に努める必要がある。
(ウ)公衆の安全を確保するうえで必要不可欠と判断した情報については、所属する組織にその情報を速やかに公開するように働きかける。それでも事態が改善されない場合においては守秘義務を優先する。
(エ)技術士等の判断が依頼者に覆された場合、依頼者の主張が安全性に対し懸念を生じる可能性があるときでも、予想される可能性について発言する必要はない。
(ア)業務遂行の過程で与えられる情報や知見は、発注者や雇用主の財産であり、技術士等は守秘の義務を負っているが、依頼者からの情報を基に独自で調査して得られた情報はその限りではない。
(イ)情報の意図的隠蔽は社会との良好な関係を損なうことを認識し、たとえその情報が自分自身や所属する組織に不利であっても公開に努める必要がある。
(ウ)公衆の安全を確保するうえで必要不可欠と判断した情報については、所属する組織にその情報を速やかに公開するように働きかける。それでも事態が改善されない場合においては守秘義務を優先する。
(エ)技術士等の判断が依頼者に覆された場合、依頼者の主張が安全性に対し懸念を生じる可能性があるときでも、予想される可能性について発言する必要はない。
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問題
技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 問31(適性科目 問1) (訂正依頼・報告はこちら)
技術士法第4章(技術士等の義務)の規定において技術士等に求められている義務・責務に関わる( ア )〜( エ )の説明について、正しいものは○、誤っているものは×として、適切な組合せはどれか。
(ア)業務遂行の過程で与えられる情報や知見は、発注者や雇用主の財産であり、技術士等は守秘の義務を負っているが、依頼者からの情報を基に独自で調査して得られた情報はその限りではない。
(イ)情報の意図的隠蔽は社会との良好な関係を損なうことを認識し、たとえその情報が自分自身や所属する組織に不利であっても公開に努める必要がある。
(ウ)公衆の安全を確保するうえで必要不可欠と判断した情報については、所属する組織にその情報を速やかに公開するように働きかける。それでも事態が改善されない場合においては守秘義務を優先する。
(エ)技術士等の判断が依頼者に覆された場合、依頼者の主張が安全性に対し懸念を生じる可能性があるときでも、予想される可能性について発言する必要はない。
(ア)業務遂行の過程で与えられる情報や知見は、発注者や雇用主の財産であり、技術士等は守秘の義務を負っているが、依頼者からの情報を基に独自で調査して得られた情報はその限りではない。
(イ)情報の意図的隠蔽は社会との良好な関係を損なうことを認識し、たとえその情報が自分自身や所属する組織に不利であっても公開に努める必要がある。
(ウ)公衆の安全を確保するうえで必要不可欠と判断した情報については、所属する組織にその情報を速やかに公開するように働きかける。それでも事態が改善されない場合においては守秘義務を優先する。
(エ)技術士等の判断が依頼者に覆された場合、依頼者の主張が安全性に対し懸念を生じる可能性があるときでも、予想される可能性について発言する必要はない。
- ア:○ イ:× ウ:○ エ:×
- ア:○ イ:○ ウ:× エ:×
- ア:× イ:○ ウ:× エ:×
- ア:× イ:× ウ:○ エ:○
- ア:× イ:× ウ:○ エ:×
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この過去問の解説 (3件)
01
技術士に関する出題です。合格後も関係しますので覚えておきましょう。
(ア)業務遂行の過程で与えられる情報や知見は、発注者や雇用主の財産であり、技術士等は守秘の義務を負っているが、依頼者からの情報を基に独自で調査して得られた情報はその限りではない。
独自調査したものも業務遂行の過程で得た情報・知見は守秘義務があります。よって×です。
(イ)情報の意図的隠蔽は社会との良好な関係を損なうことを認識し、たとえその情報が自分自身や所属する組織に不利であっても公開に努める必要がある。
技術士は社会の公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた技術者であり、自分や自分の所属する組織にとって不利な情報であっても社会のために公開に努める必要があります。よって〇です。
(ウ)公衆の安全を確保するうえで必要不可欠と判断した情報については、所属する組織にその情報を速やかに公開するように働きかける。それでも事態が改善されない場合においては守秘義務を優先する。
安全性は最上位の優先事項であり、守秘義務より優先されることはありません。よって×です。
(エ)技術士等の判断が依頼者に覆された場合、依頼者の主張が安全性に対し懸念を生じる可能性があるときでも、予想される可能性について発言する必要はない。
安全性に対して懸念がある場合は指摘する必要があります。よって×です。
以上から本選択肢が正解です。
技術士法第4章に関する出題です。技術士特有の問題ですが、ほとんど同じワードで頻出しておりますのでそのままキーワードとして覚えてしまいましょう。
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02
技術士法の内容なので、技術士試験対策として暗記しておく必要があります。選択肢ごとに下記に説明します。
ア:この場合、独自調査して得られた情報も守秘義務をおいます(間違い)
イ:正しい
ウ:公衆の安全の方が優先されます(間違い)
エ:予想される可能性についても言及する必要があります(間違い)
イだけ正しいですから、本選択肢が正解です。
技術士法の内容については、合格後の活動のためにもしっかり身に付けることが必要です。
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03
(ア)✕
技術士には守秘義務があり、業務で知り得た情報を他に漏らしてはいけません。しかし、「依頼者からの情報を基に独自で調査して得た情報はその限りではない」という部分は不適切です。たとえ独自の調査によるものであっても、業務を通じて得た情報は慎重に扱う必要があります。
(イ)○
技術士は、社会に対する説明責任があり、情報の隠蔽は信頼を損なうため、たとえ不利な情報であっても公開に努めるべきです。この記述は技術士の責務として適切です。
(ウ)✕
公衆の安全を確保するために、重要な情報を組織に報告することは求められます。しかし、組織が対応しない場合に「守秘義務を優先する」というのは誤りです。技術士は、公衆の安全を最優先し、必要であれば社会へ適切に情報を伝える責任があります。
(エ)✕
技術士は、安全性に問題があると判断した場合、依頼者の主張に従うだけでなく、懸念点を伝える必要があります。「予想される可能性について発言する必要はない」という部分は不適切です。
適切です。
この問題のポイントは、技術士の倫理・責任についての理解をもとに、各選択肢の内容を確認することです。
守秘義務と公衆の安全のどちらが優先されるのか、説明責任の範囲はどこまでかを意識して解くと、正解を見つけやすくなります。
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