技術士 過去問
令和5年度(2023年)
問45 (適性科目 問15)

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問題

技術士 第一次試験 令和5年度(2023年) 問45(適性科目 問15) (訂正依頼・報告はこちら)

環境基本法は、環境の保全について、基本理念を定め、並びに国、地方公共団体、事業者及び国民の責務を明らかにするとともに、環境の保全に関する施策の基本となる事項を定めることにより、環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって現在及び将来の国民の健康で文化的な生活の確保に寄与するとともに人類の福祉に貢献することを目的としている。
環境基本法第二条において「公害とは、環境の保全上の支障のうち、事業活動その他の人の活動に伴って生ずる相当範囲にわたる7つの項目(典型7公害)によって、人の健康又は生活環境に係る被害が生ずることをいう」と定義されている。
上記の典型7公害として「大気の汚染」、「水質の汚濁」、「土壌の汚染」などが記載されているが、次のうち、残りの典型7公害として規定されていないものはどれか。
  • 騒音
  • 地盤の沈下
  • 廃棄物投棄
  • 悪臭
  • 振動

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この過去問の解説 (3件)

01

公害に関する出題です。

典型7公害とは、環境基本法に定められている7つの公害のことです。

 

①大気汚染②水質汚濁③土壌汚染④騒音

⑤振動⑥地盤沈下⑦悪臭

 

を指します。

選択肢3. 廃棄物投棄

以上より本選択肢が正解です。廃棄物投棄は環境基本法に公害として記載がありますが、典型7公害には含まれていません。

まとめ

廃棄物投棄も不法投棄など公害としては有名なものですが、典型7公害には含まれておりません。典型7公害は基本的には覚えるしかないと思われます。環境に関する出題も毎年出題されていますので覚えるようにしましょう。

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02

技術士試験においては、環境問題も頻出されています。また日頃から、SNSではなく新聞等で正確な情報を得ておくことも必要です。

なお典型7公害とは、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、地盤沈下、悪臭、振動となります。

選択肢1. 騒音

規定されています。

選択肢2. 地盤の沈下

規定されています。

選択肢3. 廃棄物投棄

本選択肢が正解です。

選択肢4. 悪臭

規定されています。

選択肢5. 振動

規定されています。

まとめ

典型7公害については、基礎課題として身に付けておくべき知識です。

公害問題を、技術士として理解しておくことが今後も大切です。

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03

環境基本法における「典型7公害」は以下の7つです。

 

大気の汚染

 例:工場や車の排気ガスによる大気汚染。
水質の汚濁

 例:工場廃水や農薬が川や湖に流れ込むこと。
土壌の汚染

 例:有害物質が土壌に蓄積し、農作物や地下水に悪影響を与える。
騒音

 例:工場や道路の交通による過剰な音。
振動

 例:建設工事や交通機関から発生する地面の揺れ。
悪臭

 例:工場やゴミ処理場から発生する強いにおい。
地盤の沈下

 例:地下水の過剰なくみ上げによって地面が沈む現象。

選択肢3. 廃棄物投棄

規定されていません。

「廃棄物投棄」は環境問題の一部ではありますが、典型7公害には含まれていません。廃棄物処理や管理は「廃棄物処理法」など別の法律で取り扱われています。

まとめ

典型7公害以外の環境問題(例:気候変動、森林破壊、海洋汚染など)も試験で出題される可能性があるため、広い視野で学ぶことが重要です。

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