技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問26 (基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問2)

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問題

技術士 第一次試験 令和6年度(2024年) 問26(基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問2) (訂正依頼・報告はこちら)

下図は、2020年度における産業廃棄物の処理の流れを概算値で表したものである。排出量374百万トンの78%強に当たる293百万トンが、中間処理されて減量化されたのち、再生利用若しくは最終処分されている。 残る22%弱は直接再生利用されるか直接最終処分されている。 次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
問題文の画像
  • 直接再生利用された量は77百万トンで、再生利用量のおよそ40%である。
  • 中間処理後に再生利用された量は122百万トンで、中間処理量のおよそ40%である。
  • 中間処理により減量化された量は166百万トンで、排出量のおよそ45%である。
  • 直接最終処分された量は4百万トンで、排出量のおよそ1%である。
  • 再生利用量は排出量のおよそ20%で、最終処分量のおよそ22倍である。

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この過去問の解説 (1件)

01

産業廃棄物の処理の流れに関する計算問題です。

事前に暗記しておくべき内容は無く、計算すれば答えを導くことができます。

それでは、問題を見てみましょう。

選択肢1. 直接再生利用された量は77百万トンで、再生利用量のおよそ40%である。

適切です。

「直接再生利用された量」は図中の「〇〇〇量」にあたります。77百万トンです。

77百万トン÷199百万トン=0.387で、およそ40%です。

選択肢2. 中間処理後に再生利用された量は122百万トンで、中間処理量のおよそ40%である。

適切です。

「中間処理後に再生利用された量」は図中の「□□□量」にあたります。122百万トンです。

122百万トン÷293百万トン=0.416で、およそ40%です。

選択肢3. 中間処理により減量化された量は166百万トンで、排出量のおよそ45%である。

適切です。

中間処理により減量化された量」は図中の「△△△百万トン」にあたります。

166百万トン÷374百万トン=0.444で、およそ45%です。

選択肢4. 直接最終処分された量は4百万トンで、排出量のおよそ1%である。

適切です。

直接最終処分された量」は図中の「‐‐‐百万トン」にあたります。

4百万トン÷374百万トン=0.011で、およそ1%です。

選択肢5. 再生利用量は排出量のおよそ20%で、最終処分量のおよそ22倍である。

不適切です。

再生利用量(199百万トン)と排出量(374百万トン)の関係は以下のようになります。

199百万トン÷374百万トン=0.532で、およそ53%です。

図中の「〇〇〇量」は「直接再生利用された量」なので、間違えないようにしましょう。

まとめ

一見複雑そうですが、一つ一つは単純な問題です。落ち着いて確実に正解しましょう。

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