技術士 過去問
令和6年度(2024年)
問25 (基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問1)

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問題

技術士 第一次試験 令和6年度(2024年) 問25(基礎科目「環境・エネルギー・技術に関するもの」 問1) (訂正依頼・報告はこちら)

環境問題に関連する条約や議定書について、名称(略称)と概要の組合せとして、最も不適切なものはどれか。
  • ラムサール条約 ――― 国際的に重要な森林及びその動植物の保全
  • ワシントン条約 ――― 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引を規制することによって、当該種を保護
  • モントリオール議定書 ――― オゾン層破壊物質を特定し、その消費・生産等を規制
  • バーゼル条約 ――― 有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制
  • 名古屋議定書 ――― 遺伝資源の取得の機会の提供及び提供された遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分

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この過去問の解説 (1件)

01

環境問題に関連する条約や議定書について、その概要を問う問題です。

問題を見てみましょう。

選択肢1. ラムサール条約 ――― 国際的に重要な森林及びその動植物の保全

不適切です。

ラムサール条約は、国際的に重要な湿地及びその動植物の保全を目的とした条約です。

1971年に採択されました。日本は1980年に締約国となり、釧路湿原が日本で最初の登録湿地です。

選択肢2. ワシントン条約 ――― 絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引を規制することによって、当該種を保護

適切です。

ワシントン条約の概要は選択肢の通りで、生物多様性の減少を防ぐことを目的としています。

1973年に採択されました。

選択肢3. モントリオール議定書 ――― オゾン層破壊物質を特定し、その消費・生産等を規制

適切です。

モントリオール議定書の概要は選択肢の通りで、人間の健康や生態系への悪影響を減少させることを目的としています。

1987年に採択されました。

選択肢4. バーゼル条約 ――― 有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制

適切です。

バーゼル条約の概要は選択肢の通りで、人の健康や環境を保護することを目的としています。

1989年に採択されました。

選択肢5. 名古屋議定書 ――― 遺伝資源の取得の機会の提供及び提供された遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分

適切です。

名古屋議定書の概要は選択肢の通りで、生物多様性の保全と持続可能な利用を促進します。

2010年に採択されました。

まとめ

環境保護に関するその他の重要な環境ガバナンスとして、京都議定書(1997年採択)やパリ協定(2015年採択)が挙げられます。

どちらも、温室効果ガスの排出削減を目的としたものです。

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