正解は 3 です。
解答欄について一つずつ解説していきます。
1 肺がんについては種類によって要因が複数ありますが、どれにも共通するのは「喫煙」でリスクがあがることがよく知られています。次いで大気汚染、また女性に限り女性ホルモン(エストロゲン)の影響がしられています。
2 胃がんについては、「塩分の過剰摂取」、「ヘリコバクターピロリ菌」、「喫煙」、「過剰な飲酒」が良く知られています。これらに限らず例えば香辛料を過剰に摂取したり、唐辛子を過剰摂取したりと、胃の粘膜への刺激が胃がんへとつながります。
3 虚血性心疾患とは、何らかの要因によって心臓の筋肉に血液がいかなくなることを言います。その症状や原因によっていくつか種類がありますが、基本的には一番の要因は「動脈硬化」です。この動脈硬化は言ってみれば虚血性心疾患の前段階にあたります。そして、この「動脈硬化」の要因として、「高血圧」、「高脂血症」、「喫煙」、「糖尿病」、「肥満」があり、これらがそのまま虚血性心疾患のリスク要因でもあります。
4 糖尿病にはいくつか種類がありますが、大きくまとめるとリスク要因として、「遺伝因子」と「環境因子」が挙げられます。
「遺伝因子」はその名の通り両親や兄弟に糖尿病である場合発症リスクが跳ね上がります。
「環境因子」、これが生活習慣病としての要因となります。「肥満」、「高脂肪食」、「運動不足」、「ストレス」、「喫煙」などです。