調理師の過去問
平成27年度
公衆衛生学 問13
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問題
調理師試験 平成27年度 公衆衛生学 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
感染症予防の三原則における感染経路対策に関する記述について、正しいものを一つ選びなさい。
- マスクをかける。
- 患者や保菌者に適切な医療措置を施す。
- 検便を行う。
- 予防接種を行う。
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この過去問の解説 (5件)
01
感染症には、「感染源」、「感染経路」、「感受性」という3大要因と呼ばれるものがあります。
また、「感染経路」にはさらに、「飛沫」、「垂直」、「水系」、「媒介動物」の4つに分けられます。
「感染源」 患者や保菌者など、病原体を保有する人や動物のことです。
「感染経路」 病原体の感染するためのルートです。
-「飛沫」 咳やくしゃみをするさいの唾液や体液の飛沫を介する経路です。
-「垂直」 母体から子への感染です。
-「水系」 水を介する経路です。
-「媒介動物」 蚊やねずみ、ダニなどからの感染です。
「感受性」 感染のしやすさのことです。感染症に対する「免疫力」や「抵抗力」。
上記を念頭に解答欄を考えます。
1 マスクを掛けることは飛沫感染を「防ぐ」ことに繋がりますので感染経路対策と言えます。
2 これは感染源対策でしょう。
3 これも保菌者の有無を調べるものですので、感染源対策と言えるでしょう。
4 これは感受性を低める対策と言えるでしょう。
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02
感染症予防の三原則
①感染源の除去
②感染経路の遮断
③抵抗力を高める
これを念頭に置き回答を導きます。
1、マスクをかける。
マスクをかけることで感染経路を遮断します
2、患者や保菌者に適切な医療措置を施す。
これは既に感染しているので、感染源の除去です
3、検便を行う
これは感染源になりえるかの検査で、この場合の三原則には含まれません
4、予防接種を行う
抵抗力をつけるために行うものなので、抵抗力を高めるに分類されます。
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03
感染症予防の三原則は、感染症の三大要素である、感染源、感染経路、感受性(抵抗力)について、それぞれ対策をしていくこととなります。
・感染源対策
発病者の早期発見(3.検便)、治療 (2.患者や保菌者に適切な処置を施す)
清掃・清潔・消毒
・感染経路対策
手洗い・うがい・清潔
持ち込まない・持ち出さない・広げない
各感染経路(接触・飛沫・空気)の予防策を行う。(1.マスクをかける ○)
・感受性(抵抗力)
栄養・休養・運動などの体調管理
予防接種(4.予防接種を行う)
本設問は感染経路対策を選ぶので、正解は1.マスクをかける となります。
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04
感染症が発生するのは、以下の3つの条件が揃った時です。
「感染源」…感染症の原因となる病原体を持つ人間・動物・物などの事をいいます。
「感染経路」…病原体が人間の体内に侵入する為の経路の事をいい、以下のものが挙げられます。
①接触感染…直接接触感染、間接接触感染
②空気感染…飛沫感染、塵埃感染
③経口感染
④経皮感染
「感受性」…病原体に対する抵抗力が弱っている状態であり、病原体を受け入れる可能性の高い事をいいます。
解答を各々確認してみると
1、マスクをかける→感染経路(飛沫感染)対策に当たります。
2、患者や保菌者に適切な医療措置を施す→感染源対策に当たります。
3、検便を行う→感染源対策に当たります。
4、予防接種を行う→感受性対策に当たります。
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05
感染症予防の三原則とは、
①感染源の除去…感染症と診断された場合は、周囲の人との接触を避ける。学校では、学校感染症と診断せれた場合は、出席停止扱いになる。
②感染経路の遮断…体内に病原体を入れない対策をする。手洗い、マスク、うがいなど。
③抵抗力を高める…体力、抵抗力をつける。バランスがとれた食事、適度な運動、規則正しい生活、予防接種
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